京都の遍照山「西福寺」さんにて面白そうな企画展を開催しているということで拝観に出かけました。

この企画展、お客様から情報を教えて頂きました。ありがとうございます。
4日間だけの展示で、タイトルは「神仏習合と御流神道玉水派」です。
展示物の目玉は密教神道に関する宝物、「十種神宝(とくさのかむたから)」と「三種の神器」です。
2023年4月9日、10日、14日、15日の4日間です。たったの4日間の展示と言うのも内容が内容だからなのか、気付いた人、縁のある人だけ来てくださいということなのでしょうか。
密教神道に関する宝物は、私は本でしか見たことがなく実物を始めて見ました。

・十種神宝(お寺のHPより)
紙製の宝物のようです。金色と銀色の紙で構成されています。
三種の神器はこのようなものでした。

・宝剣(お寺のHPより)

・内侍所(お寺のHPより)
三種の神器は皇居(勾玉)、伊勢神宮(鏡)、熱田神宮(剣)にあるとされる神道で最も神聖な御神器ですが、見た人はいません。このお寺にある三種の神器とは違います。私が見た三種の神器は中世の頃に、密教と神道が習合して生まれた、密教神道にて使われる宝物です。
上の画像で言う所の宝剣とは、おそらく草薙の剣を表し、内侍所(ないしどころ)は八咫鏡を表します。内侍所とは八咫鏡を納める場所と言う意味があるようです。もう一つは勾玉ですが、密教神道の三種の神器の場合、勾玉の代わりに玉璽(ぎょくじ)となっていました。
驚きの連続でした。そして実際に目の当たりにした数々の宝物から、気というか何というか力のようなものもあるなと思いました。
私が訪れた時は、お寺の住職らしき人と、他所のお寺のお坊さんが何やら熱心に話をしていました。本尊の前に金一封が置いてあったので、多分密教神道に関するお話を聞きに訪れていたのでしょう。そういう価値ある展示だなというのは良く分かりました。
実際に現役で使われているであろうこれらの宝物。まだまだ私の理解を及ばないものですし、今後は密教神道についてもっと学ばねばならないなと思いました。
何故そう思ったのか?
実は当店でも密教神道に関する不思議な箱を扱っているからです。これは先祖の縁で家に伝ったものです。

(弁天箱の一部)
その箱は弁天箱と言います。正式名称は弁財天十種神宝の箱です。
※詳しくは紅葉屋呉服店のサイトをご覧ください。
弁天箱はただ保管しているだけでは、何の意味もありません。あれは使ってなんぼのものです。
私も父から伝授されてから、意識的に使う回数を増やしており、今では月一でお祭りを行っています。お祭りの日は弁才天の御縁日、己巳(つちのとみ)と己亥(つちのとい)です。
京都で西福寺さんに伝わる密教神道の宝物を観た次の日、己亥のお祭り日だったので箱を使いました。その時に体感したのですが、西福寺さんで観た宝物と非常に似ていました。あくまで感覚の話です。
そして素人目線ですが、気付きもありました。
・我が家に伝わるそれは立体物で、中身がある。
・お寺の十種神宝と比較すると、数も多いし、構成する御神器が若干違う。
・弁才天と習合している。
と言ったものです。今更ながら我が家に伝わっていたあの箱は、途轍もないものだと再認識出来ました。
紅葉屋呉服店はこちらまで

この企画展、お客様から情報を教えて頂きました。ありがとうございます。
4日間だけの展示で、タイトルは「神仏習合と御流神道玉水派」です。
展示物の目玉は密教神道に関する宝物、「十種神宝(とくさのかむたから)」と「三種の神器」です。
2023年4月9日、10日、14日、15日の4日間です。たったの4日間の展示と言うのも内容が内容だからなのか、気付いた人、縁のある人だけ来てくださいということなのでしょうか。
密教神道に関する宝物は、私は本でしか見たことがなく実物を始めて見ました。

・十種神宝(お寺のHPより)
紙製の宝物のようです。金色と銀色の紙で構成されています。
三種の神器はこのようなものでした。

・宝剣(お寺のHPより)

・内侍所(お寺のHPより)
三種の神器は皇居(勾玉)、伊勢神宮(鏡)、熱田神宮(剣)にあるとされる神道で最も神聖な御神器ですが、見た人はいません。このお寺にある三種の神器とは違います。私が見た三種の神器は中世の頃に、密教と神道が習合して生まれた、密教神道にて使われる宝物です。
上の画像で言う所の宝剣とは、おそらく草薙の剣を表し、内侍所(ないしどころ)は八咫鏡を表します。内侍所とは八咫鏡を納める場所と言う意味があるようです。もう一つは勾玉ですが、密教神道の三種の神器の場合、勾玉の代わりに玉璽(ぎょくじ)となっていました。
驚きの連続でした。そして実際に目の当たりにした数々の宝物から、気というか何というか力のようなものもあるなと思いました。
私が訪れた時は、お寺の住職らしき人と、他所のお寺のお坊さんが何やら熱心に話をしていました。本尊の前に金一封が置いてあったので、多分密教神道に関するお話を聞きに訪れていたのでしょう。そういう価値ある展示だなというのは良く分かりました。
実際に現役で使われているであろうこれらの宝物。まだまだ私の理解を及ばないものですし、今後は密教神道についてもっと学ばねばならないなと思いました。
何故そう思ったのか?
実は当店でも密教神道に関する不思議な箱を扱っているからです。これは先祖の縁で家に伝ったものです。

(弁天箱の一部)
その箱は弁天箱と言います。正式名称は弁財天十種神宝の箱です。
※詳しくは紅葉屋呉服店のサイトをご覧ください。
弁天箱はただ保管しているだけでは、何の意味もありません。あれは使ってなんぼのものです。
私も父から伝授されてから、意識的に使う回数を増やしており、今では月一でお祭りを行っています。お祭りの日は弁才天の御縁日、己巳(つちのとみ)と己亥(つちのとい)です。
京都で西福寺さんに伝わる密教神道の宝物を観た次の日、己亥のお祭り日だったので箱を使いました。その時に体感したのですが、西福寺さんで観た宝物と非常に似ていました。あくまで感覚の話です。
そして素人目線ですが、気付きもありました。
・我が家に伝わるそれは立体物で、中身がある。
・お寺の十種神宝と比較すると、数も多いし、構成する御神器が若干違う。
・弁才天と習合している。
と言ったものです。今更ながら我が家に伝わっていたあの箱は、途轍もないものだと再認識出来ました。
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