前回のブログで荒神様について触れましたが、調べていく内、書ききれなかったので今回はその続きです。
仏教の解釈の荒神様は元々は魔神だったようです。それも大凶と呼ぶにふさわしい怖さです。それが釈迦と出会ったのか、仏教に取り込まれたかして人々の生活を護る善神へと変わっていきました。
魔神時代は常随魔とも呼ばれいたようで、常に付きまとうという意味があったようです。
善神となった三宝荒神ですが、常随魔とも呼ばれていた頃の性質、常に付きまとうというのは踏襲したようで、三宝荒神を信仰する人には片時も外れず守護すると考えられたようです。それは大変興味深い内容でした。
①母胎内では胎児を守護する胞衣神となる。胞衣(えな)とは胎盤のこと。
②誕生後、7歳までは立増神(居増神)となる。
③八歳以後は守宅神となり護衛、養育する。
④没後は霊鬼(りょうき)となって亡骸を守護する。
⑤死骸が朽ちた後は塚神となって子孫を守る「氏神」となる。
・・・とありました。①の母胎内にいる時から守護すると言うのは、母親が荒神信仰をもっていた場合でしょうか。亡くなって魂があの世に行っても塚(墓の事)を守り、その人の子孫を守る。ものすごく面倒見の良い神様です。およそ他の神仏では聞いたことがありません。
⑤についてもなるほどです。氏神というと現在では名前のある神様が殆どですが、本来の氏神とは先祖神達の集合体という意味もあったそうです。
中世の頃に神仏習合の様々な要素を加味されて、三宝荒神は人の健康、寿命、土地、家屋などの生活と人生に纏わる全てを司る神様になっていったようです。
最後に荒神様を調べる過程で、最も驚いたことがありました。
「鍛冶神様のお祭り」と題した過去ブログにおいて、こう書いた個所があります。
仏間で日課のお参りをしていた時のことです。釈迦如来像の前に坐りお経を読んでいました。お経の中盤くらいになった頃、頭の中に行き成り「鍛冶神のお祭りを忘れておるぞ」というような言葉が出てきました。耳に聞こえたのではなく頭に出てきた感じです。
過去に二回、同じような経験をしましたが、両方とも釈迦如来像をお参りしていた時でした。
実は今回のブログを作成中に、こんな記述が出てきました。それは三宝荒神は釈迦の兄であるというものです。
これを見つけた時は、「だからか!」と驚きました。同時に釈迦の兄という事は、三宝荒神が元人間であるという可能性もあることになります。なるほどと思った次第です。
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参考文献 神仏習合の本 学研
仏教の解釈の荒神様は元々は魔神だったようです。それも大凶と呼ぶにふさわしい怖さです。それが釈迦と出会ったのか、仏教に取り込まれたかして人々の生活を護る善神へと変わっていきました。
魔神時代は常随魔とも呼ばれいたようで、常に付きまとうという意味があったようです。
善神となった三宝荒神ですが、常随魔とも呼ばれていた頃の性質、常に付きまとうというのは踏襲したようで、三宝荒神を信仰する人には片時も外れず守護すると考えられたようです。それは大変興味深い内容でした。
①母胎内では胎児を守護する胞衣神となる。胞衣(えな)とは胎盤のこと。
②誕生後、7歳までは立増神(居増神)となる。
③八歳以後は守宅神となり護衛、養育する。
④没後は霊鬼(りょうき)となって亡骸を守護する。
⑤死骸が朽ちた後は塚神となって子孫を守る「氏神」となる。
・・・とありました。①の母胎内にいる時から守護すると言うのは、母親が荒神信仰をもっていた場合でしょうか。亡くなって魂があの世に行っても塚(墓の事)を守り、その人の子孫を守る。ものすごく面倒見の良い神様です。およそ他の神仏では聞いたことがありません。
⑤についてもなるほどです。氏神というと現在では名前のある神様が殆どですが、本来の氏神とは先祖神達の集合体という意味もあったそうです。
中世の頃に神仏習合の様々な要素を加味されて、三宝荒神は人の健康、寿命、土地、家屋などの生活と人生に纏わる全てを司る神様になっていったようです。
最後に荒神様を調べる過程で、最も驚いたことがありました。
「鍛冶神様のお祭り」と題した過去ブログにおいて、こう書いた個所があります。
仏間で日課のお参りをしていた時のことです。釈迦如来像の前に坐りお経を読んでいました。お経の中盤くらいになった頃、頭の中に行き成り「鍛冶神のお祭りを忘れておるぞ」というような言葉が出てきました。耳に聞こえたのではなく頭に出てきた感じです。
過去に二回、同じような経験をしましたが、両方とも釈迦如来像をお参りしていた時でした。
実は今回のブログを作成中に、こんな記述が出てきました。それは三宝荒神は釈迦の兄であるというものです。
これを見つけた時は、「だからか!」と驚きました。同時に釈迦の兄という事は、三宝荒神が元人間であるという可能性もあることになります。なるほどと思った次第です。
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参考文献 神仏習合の本 学研
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