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主に寺社参拝を通しての気付・思ったことのお話

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紅葉屋呉服店:店主 加藤大幾

Author:紅葉屋呉服店:店主 加藤大幾
名古屋市内で呉服中心で古美術も扱っているお店をやっています。

主に趣味のお寺と神社の参拝を中心としたブログです。

◆紅葉屋呉服店
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◆死後はどうなる?

当店のお客様の中には、父が少々変わった才能を持っていたことを良くご存知の方もいます。
 

父は晩年、まだ小さい私の娘に向けて、そうですね年齢で言えば中学生くらいになったら読んで欲しいという物語を遺しています。私も内容は詳しくは知りません。
 

少し本人から聞いた話によりますと、それは自分の葬式から始まる物語です。死後、地獄の牛頭鬼、馬頭鬼が父を迎えに来るけどそこに父はいなかったという話で始まるお話です。


その話を聞いた時、「お父さん、何、地獄行き決まってるの!?」と驚き聞き返しました。
 
 
父は確か55才で難病になりました。途中三回ほど死にかけましたが、不思議に持ち直しました。後で聞いたらお稲荷さんの尽力により命の蝋燭を三回足してもらったと言っていました。確かにあの病にかかった人では一番長生きした人でした。


無論、医学とお医者さんの力、支えた母の頑張り、病気平癒を仏様にお願いして頂いたお寺さんの働き、そして御先祖や仏様の御力のお陰も沢山あったと思います。本当に感謝します。

 
さて、お稲荷さんの話では決まった寿命を延ばす行為、それは仏様の視点で言えば「外法」とのことで、本来してはならない大罪とのことでした。故に父は自分の死後の物語の冒頭に地獄からの使者を登場させたのは、そういうことです。


外法をやった・・・それはいけないこと。しかしながら、どうにも父のしてきたことをずっと見てくれていたお稲荷さん達は、父を気に入って頂けたようでして、何とか逃がしたいと思ってくれました。


自分の死後について、本人は「何をしてくれるのかさっぱり分からないが、結構前から自分の為に念入りに計画してくれているみたい」と言ってました。稲荷の沽券に関わることだから何としても逃がす!と言ってくれてるとのことでした。
 
 
その時は話についていけなくて「そっか」とだけ答えました。


しかし時間をおくと、どんな突拍子もない話でも、あの父ならきっとそうだと思えるのは、我が家では不思議なことが日常化していたせいですね。


父が遺した原稿にその辺りの件があるはずなので、これは早めにワードで纏めてみたいと思いました。地蔵寺の縁起書も残りの部分を頼まれていますし。


※紅葉屋がこちらまで


宝珠

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