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主に寺社参拝を通しての気付・思ったことのお話

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紅葉屋呉服店:店主 加藤大幾

Author:紅葉屋呉服店:店主 加藤大幾
名古屋市内で呉服中心で古美術も扱っているお店をやっています。

主に趣味のお寺と神社の参拝を中心としたブログです。

◆紅葉屋呉服店
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◆神棚の位置  追記 鬼門のこと

神棚を祀る位置を簡単ではありますが、前に書いてみました。


この祀る位置の吉凶については、父から学んだものです。父のこの考えは高島易断の方位図が元になっています。この高島易の吉凶方位の考え方は、仏教にも神道にもありません。(日蓮宗にはある)

 
鬼門という考え方ですが、これは神道にはないようです。なので神棚を祀る位置についてはこのブログで話したことは、神道の理屈には当て嵌まりません。仏教宗派の中では、私の知っている範囲ですが、どうも密教や日蓮宗ではあるようです。


何故昔から鬼門に警戒するのかと言うと、それはその方位には丑寅の大金神(だいこんじん)様のお住まいがあると考えられたからです。


大金神様は仏教や神道には登場しない、謎の多い荒ぶる大神様です。陰陽道や陰陽道由来の高島暦にしか登場しません。陰陽道は中国の道教由来のものですが、中国にもいない神様です。


私は日本独自の古の蹈鞴神(たたらのかみ:鉄に関係する神様)かなと考えています。


江戸時代に設立された金光教という宗教団体がありますが、そちらの本尊がこの大神様です。


鬼門の考えがある密教ですが、この大金神様は出てこないです。しかし鬼門封じのお札などもあることから、鬼門を恐れていた人達のための御祈祷はあるようです。日蓮宗では調べた所、大金神様の存在はあるとしております。陰陽道の考え方を日蓮上人なのか、後の高僧なのかは分かりませんが長い歴史のどこかで取り込んだのでしょう。


今日でも、大陸由来の気学や占いなどがありますが、その国によってあってるかどうかというのはマチマチなのでは?と思います。


日本にしかいない大金神様。そう考えると金神様が出てこない占いや易学、家相などはこと日本に住む人にとってはどうなんだろう?とは思います。


奈良時代より、大金神様を敵に回すと親族七人が死ぬという恐ろしい言い伝えもあります。親族が七人に満たない場合は、両隣の家に障りが行くそうです。


大金神様は怒らせると命に関わる大神様ですが、怒らせなければ特に何もありません。大金神様を崇める宗教もありますので、ただただ恐ろしい荒ぶる神様という訳でもないようです。


大金神様に限らず、神様が味方になってくれるのか?それとも反対の立場になってしまうのか?どちらになるかは、手を合わせる人間の心掛けしだいなのではと思います。触らぬ神に祟りなしですね。


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吉凶図

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