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主に寺社参拝を通しての気付・思ったことのお話

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紅葉屋呉服店:店主 加藤大幾

Author:紅葉屋呉服店:店主 加藤大幾
名古屋市内で呉服中心で古美術も扱っているお店をやっています。

主に趣味のお寺と神社の参拝を中心としたブログです。

◆紅葉屋呉服店
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◆屋敷神

元々家に、昔から神棚を祀っている場合について考えてみました。


それで思い出せたのですが、大変稀な例ですが、家の敷地に先祖からの祠(ほこら:社より小さい)がある場合もありました。屋敷神というものです。


敷地内にある祠は、神棚よりももう一段上の強い存在かと思います。


なかなか自ら屋敷神をお招きするということは、まず無いと思いますが、何代も途切れることなく同じ土地で住んでいるという家や、昔は大きな庄屋だったとか、古い商家だった場合は敷地内に祠がある場合があるやもしれません。


神棚よりも、働きかけが強いと思いますので、これは面倒とか気持ち悪いとかは思わずに、


「先祖が必要だから、何らかの理由があり招いた神様である」

「未だに家が残り、家族がこうしていられるのは、屋敷神様のお陰」



という様に気持ちを切り替えて頂きたいと思います。個人的に言わせて頂くと、屋敷神様が家にあることは大変恵まれていると思います。


きちんと現在でも管理されているなら大丈夫ですが、何時頃からか誰も参らずほったらかしになっている場合は、屋敷神様の機嫌が悪くなっているやもしれません。


毎日のお参りは勿論、定期的に掃除をしたり年に一度くらいは神主さんやお坊さんに祝詞やお経をあげてもらった方が良いでしょう。(神主さんかお坊さんかは、中のお札により決めて下さい)


ほったらかしになっている場合、中の神様は、


「おまえらの先祖に頼まれて来たものの、子孫の態度は何だ?神を何と心得る?」


こう思うはずです。


もしお参り出来ないということであれば、然るべき手順を踏まえないといけません。いきなり撤去はもっての他かと思います。


本来、屋敷神を祀るという事は子孫も必ず手を合わせて引継ぎをしないとならないものです。有難いと思えるかどうかが分かれ目でしょう。


屋敷神様も寺社の数だけ種類はありますが、一般家庭で多いのは稲荷神かと思います。先祖からの信仰を引き継ぐのであれば、前回でも触れましたが、一体どんな神様を祀っているのかは確認した方が良いです。


※紅葉屋はこちらまで


お稲荷さんの祠
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