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主に寺社参拝を通しての気付・思ったことのお話

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紅葉屋呉服店:店主 加藤大幾

Author:紅葉屋呉服店:店主 加藤大幾
名古屋市内で呉服中心で古美術も扱っているお店をやっています。

主に趣味のお寺と神社の参拝を中心としたブログです。

◆紅葉屋呉服店
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◆半俗半僧

お店の商売をしていると、極たまに宗教のチラシや小冊子を配りに来る人がいます。

布教活動ですね。

エホバの証人とか天理教とか過去にありました。宗教かどうかはよく分かりませんが倫理の方が見えたこともありました。

何度も来てもらっても悪いので、布教に来た方には「すいません、うち仏教なんで。個人的には観音様とお不動さんとお稲荷さんと弁天様を信仰してます」と言うと、大概は納得してもらえます。


うちは真宗大谷派ですが、阿弥陀如来以外にも観音様やお稲荷さんにも手を合わせています。


なるべく毎日仏壇や仏様にはお参りしておりますが、ある時、お参りしながら頭の中で疑問が湧いてきました。日々手を合わせる仏様を前にして「自分は今後、どのようにして仏と向かい合い生きていけばよいんだろうか?」と。


そんな疑問が湧いて数日後、お参りしていたら頭の中に言葉が浮かんできました。それは「半俗半僧であれ」というものでした。


普段聞かない言葉でした。そんな言葉があるのかと調べたら、同じ言葉は無かったですが順序を逆にした言葉が出てきました。


「半僧半俗(はんそうはんぞく)」です。


広辞苑によれば「僧侶でありながら俗人の生活をしている人」とありました。この言葉における俗人とは世間一般の人を差すようです。


なので半俗半僧とは俗人だけど僧侶のような生き方という意味になるでしょうか?


仏像や仏教に興味をもって随分経ちますが、今年になって師でもある父を亡くしましたので、いよいよ自分も命の順番を考えるようになりました。時間は有限。いつ死ぬか分からない。
 
 
私は商人なので、商人のすべきこと商道と、私の生きる上でも大切な仏道をなるべく重ねて生きれないかと考えるようになりました。


そこで、多分頂いた言葉が「半俗半僧」だと思います。意識して生きたいですね。



観音様イラスト



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