久しぶりの更新となりましたが、父の遺した地蔵寺縁起書の最後の部分です。
以下どうぞ。
とうとうお読みになりましたね。七月七日、七首の歌の、狐の霊言
「にこしかにこそ」が言霊と
安倍晴明申します。
これを、お読みのそれ其方
地蔵寺の御本尊
延命長寿の地蔵尊
オンカカカ オンカカカ
笑ひ声も響きます。
お家繁盛まちがい無しと
白旗稲荷の大明神が
太鼓判を押されます。
白旗靡きてハタ、旗、秦と
ありがたや ありがたや
古代、日本人にとって言葉は霊であり、霊は言葉であった。そのように信じておりました。古代人はこれを言霊(ことだま)と申しておりました。
本文最後の行に七月七日七首の歌、狐の霊言(れいごん)とありますが、次なる行には「にこしかにこそ」が言霊と逆さまになっておりまする。
これはその前に「そこにかしこに」の七文字をそのまま逆さにしたものです。地蔵寺縁起書霊験檀、その後の続きは如何なるか。
それらの総てのお話は、これをお読みのそれ其方、檀信徒の皆様と御総代のご信心、延命地蔵と白旗の慈悲とお徳を戴いて、その後のお話書き綴り、尾張名古屋一番の霊験地蔵の、おん寺となりて白旗ハタハタと五月の空にはためいて、歌の一首を今ここに、歌って舞い上げ仕る。
瑠須庵が 舞うや仕舞いの 舞い納め
鼓は品(ほん)と 扇は礑と
瑠須庵に 皆騙されて 来て見れば 地蔵はカカカ 稲荷はるふふ
合掌
※品…普門品(ふもんぼん)の一章の名
地蔵寺縁起書 終わり

以下どうぞ。
とうとうお読みになりましたね。七月七日、七首の歌の、狐の霊言
「にこしかにこそ」が言霊と
安倍晴明申します。
これを、お読みのそれ其方
地蔵寺の御本尊
延命長寿の地蔵尊
オンカカカ オンカカカ
笑ひ声も響きます。
お家繁盛まちがい無しと
白旗稲荷の大明神が
太鼓判を押されます。
白旗靡きてハタ、旗、秦と
ありがたや ありがたや
古代、日本人にとって言葉は霊であり、霊は言葉であった。そのように信じておりました。古代人はこれを言霊(ことだま)と申しておりました。
本文最後の行に七月七日七首の歌、狐の霊言(れいごん)とありますが、次なる行には「にこしかにこそ」が言霊と逆さまになっておりまする。
これはその前に「そこにかしこに」の七文字をそのまま逆さにしたものです。地蔵寺縁起書霊験檀、その後の続きは如何なるか。
それらの総てのお話は、これをお読みのそれ其方、檀信徒の皆様と御総代のご信心、延命地蔵と白旗の慈悲とお徳を戴いて、その後のお話書き綴り、尾張名古屋一番の霊験地蔵の、おん寺となりて白旗ハタハタと五月の空にはためいて、歌の一首を今ここに、歌って舞い上げ仕る。
瑠須庵が 舞うや仕舞いの 舞い納め
鼓は品(ほん)と 扇は礑と
瑠須庵に 皆騙されて 来て見れば 地蔵はカカカ 稲荷はるふふ
合掌
※品…普門品(ふもんぼん)の一章の名
地蔵寺縁起書 終わり

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