過去のブログを振り返ると、昨年の夏ころに六回に分けてアップしたブログ記事に「注意すべき神社」というのがあります。
個人的にお参りに行く時は、より背筋を正し、緊張感と敬意をもって行かねばと思える神社について考察したブログです。
最近になって、このコロナ禍にあったのに思い出せなかったのですが、「注意すべき神社」に入れ忘れていた神社がありました。
それは疱瘡神(ほうそうしん)を祀る神社です。
疱瘡(天然痘)は病名です。病気そのものが神様になったパターンです。疱瘡は現代では完全に予防できるようになりましたが、調べてみると、これがまぁ恐ろしい病気でした。
昨年NHKの「知恵泉」という歴史番組で幕末に流行った疱瘡のことをやっていましたが、当時の日本の全人口の3分の1が亡くなったそうです。感染後の致死率は50%とか。まさにパンデミックですね。
あまりにもすごい勢いで人が死ぬので、当時の人はこれは凶悪な厄神、鬼神が祟っていると解釈し祀ることになったようです。悪いものは戦って追い出すのではなく、祭り上げて服従する、許しを請うという意味なのでしょう。
私が知っている疱瘡神は、愛知県の津島神社の中に祀られていました。写真は怖かったので撮れなかったです。

明治以前に祀られていた津島神社の御祀神、牛頭天王様はあらゆる病気を司る神という一面があるので、そこに疱瘡神が祀られるというのも至極当然です。
古事記や日本書記に出てくる神々、地方の豪族、陰陽道由来の神、自然神、実在した人物、そのどれとも当てはまらないのが疱瘡神。疱瘡神を祀る社には一体どんな神が鎮座しているのか。
そこには当時の人々の恐怖が居るのか。亡くなった人達の魂か。人達が作り上げた厄神か。
今までの人生を振り返るに、どうも神仏というものはちゃんと存在するというのが私の解釈です。またそれと対を成す厄神、祟り神というのもどうも在るようです。見える現実世界と見えない神仏、厄神や祟り神、鬼神の世界は繋がっていると思います。疱瘡の原因は天然痘ウィルスですが、そういうものが流行る背後には厄神は関与していたのでは?と思います。
それを踏まえて今回の、世界中を巻きこんんだコロナ騒動。アメリカでは死者50万人を突破し、このブログを上げた頃はインドが大変なことになっています。一日の感染者が30万とか40万とかになり、死者も一日2000人とか。現代の医学をもってしてもパンデミック状態です。
日本はと言えば、緊急事態宣言が一部地域で出されました。しかしながら、世界の大変な状況になっている国と比べると、日本は奇跡的に低い数字で推移しています。

(クリックで拡大)
これは中日新聞に出ていた国別のコロナ感染者数の折れ線グラフです。2020年3月から2021年4月までのグラフです。日本は白色のそれですが、多少の上下はありますが、ほぼほぼ横一線で来ています。パンデミックにはなっていません。
政府のデータで見ても、感染した人の重症化率は1.6%。変異種が出てきた今は5.5%です。94.5%は感染しても重症化しないということです。パンデミックになっている国と比べると、これは不思議と言うか奇跡的なことです。
ラジオで聞きましたが、日本では仕事などで来日した人は指定のホテルなどで2週間待機して、異常が無ければ出れるという対策を取っていますが、今年の3月から多い日で一日300人はこれを経ずに出ていたそう。随分前から変異種はあったのでしょう。
それを踏まえてこの数字です。
日本人に知らずに備わっていたもののお陰か、衛生観念か。これだというのは今のところ不明ですが、猛威を振るうコロナウィルスが日本ではそれほど(パンデミックの国と比べて)脅威ではないというのもまた事実です。
私のブログ的にはこう考えます。日本に世界程新型コロナが流行らない理由。
疫病の陰に厄神がいるのであれば、恐るべき厄神をも祀り上げるという日本人の考え方、もしくは厄神や鬼神、魔神ですら仏として取り込んでしまう仏教が、まだ生きているからということも、少なからずあるからではないのか?と思えます。
個人的にお参りに行く時は、より背筋を正し、緊張感と敬意をもって行かねばと思える神社について考察したブログです。
最近になって、このコロナ禍にあったのに思い出せなかったのですが、「注意すべき神社」に入れ忘れていた神社がありました。
それは疱瘡神(ほうそうしん)を祀る神社です。
疱瘡(天然痘)は病名です。病気そのものが神様になったパターンです。疱瘡は現代では完全に予防できるようになりましたが、調べてみると、これがまぁ恐ろしい病気でした。
昨年NHKの「知恵泉」という歴史番組で幕末に流行った疱瘡のことをやっていましたが、当時の日本の全人口の3分の1が亡くなったそうです。感染後の致死率は50%とか。まさにパンデミックですね。
あまりにもすごい勢いで人が死ぬので、当時の人はこれは凶悪な厄神、鬼神が祟っていると解釈し祀ることになったようです。悪いものは戦って追い出すのではなく、祭り上げて服従する、許しを請うという意味なのでしょう。
私が知っている疱瘡神は、愛知県の津島神社の中に祀られていました。写真は怖かったので撮れなかったです。

明治以前に祀られていた津島神社の御祀神、牛頭天王様はあらゆる病気を司る神という一面があるので、そこに疱瘡神が祀られるというのも至極当然です。
古事記や日本書記に出てくる神々、地方の豪族、陰陽道由来の神、自然神、実在した人物、そのどれとも当てはまらないのが疱瘡神。疱瘡神を祀る社には一体どんな神が鎮座しているのか。
そこには当時の人々の恐怖が居るのか。亡くなった人達の魂か。人達が作り上げた厄神か。
今までの人生を振り返るに、どうも神仏というものはちゃんと存在するというのが私の解釈です。またそれと対を成す厄神、祟り神というのもどうも在るようです。見える現実世界と見えない神仏、厄神や祟り神、鬼神の世界は繋がっていると思います。疱瘡の原因は天然痘ウィルスですが、そういうものが流行る背後には厄神は関与していたのでは?と思います。
それを踏まえて今回の、世界中を巻きこんんだコロナ騒動。アメリカでは死者50万人を突破し、このブログを上げた頃はインドが大変なことになっています。一日の感染者が30万とか40万とかになり、死者も一日2000人とか。現代の医学をもってしてもパンデミック状態です。
日本はと言えば、緊急事態宣言が一部地域で出されました。しかしながら、世界の大変な状況になっている国と比べると、日本は奇跡的に低い数字で推移しています。

(クリックで拡大)
これは中日新聞に出ていた国別のコロナ感染者数の折れ線グラフです。2020年3月から2021年4月までのグラフです。日本は白色のそれですが、多少の上下はありますが、ほぼほぼ横一線で来ています。パンデミックにはなっていません。
政府のデータで見ても、感染した人の重症化率は1.6%。変異種が出てきた今は5.5%です。94.5%は感染しても重症化しないということです。パンデミックになっている国と比べると、これは不思議と言うか奇跡的なことです。
ラジオで聞きましたが、日本では仕事などで来日した人は指定のホテルなどで2週間待機して、異常が無ければ出れるという対策を取っていますが、今年の3月から多い日で一日300人はこれを経ずに出ていたそう。随分前から変異種はあったのでしょう。
それを踏まえてこの数字です。
日本人に知らずに備わっていたもののお陰か、衛生観念か。これだというのは今のところ不明ですが、猛威を振るうコロナウィルスが日本ではそれほど(パンデミックの国と比べて)脅威ではないというのもまた事実です。
私のブログ的にはこう考えます。日本に世界程新型コロナが流行らない理由。
疫病の陰に厄神がいるのであれば、恐るべき厄神をも祀り上げるという日本人の考え方、もしくは厄神や鬼神、魔神ですら仏として取り込んでしまう仏教が、まだ生きているからということも、少なからずあるからではないのか?と思えます。
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