
熊野本宮大社の後は、熊野那智大社へ参拝に出かけました。こちらも初です。

主祀神は伊弉冉尊(いざなみのみこと)です。熊野本宮大社と同じく、伊弉諾尊や天照大神、そして素戔嗚尊を祀っています。熊野本宮大社と違うのは、大己尊神と八咫烏が神として祀られていることです。

こちらが拝殿。この場所に立った時、「あれ?」と思いました。神社で感じる雰囲気がしないのです。この時は何故そう思ったのか、理由はよく分かりませんでした。
このブログ作成にあたり、神社のHPを見ましたが、本殿の前には参拝客は入れないようです。

上の画像はHPより拝借。熊野本宮大社と同じく、建物が横に連なる権現造りです。この画像を見た時は「こんな建物どこにあったっけ?」と思いましたが、現場に足を運んでも入れてもらえないので分からい訳です。
やはり熊野の神様はキツイのでしょう。本来、何処の神社もそうなのかも。拝殿のある神社はそこからお参りするのが自然な、というかマナーなのでしょうね。因みに一番大きな社(右から四番目)が主祀神のお社です。そう、普通はこうなんです。熊野本宮大社がやはりおかしい・・・。でも真ん中ではないんですね。不思議だ。

八咫烏も祀られている。

建角身命というのが八咫烏の神名か。

境内には大きな樟の御神木があった。写真を頂こうと思いましたが遠慮しました。それほどの立派な御神木でした。

この大楠、中が空洞になっており、入ることが出来る。その際は護摩木を購入(願いを書く)します。厄を木に移すという解釈か。
子供が「やりたい!」と言っていましたが止めさせました。
何故、止めさせたかという理由については、また次回にでも纏めたいと思います。
しかし、今までたくさん神社参りはしてきましたが、やはりここは何か違います。
神社なのに、あたたかい雰囲気です。

それは多分、神社のすぐ隣がお寺だからでしょう。
隣のお寺は青岸渡寺です。西国三十三観音の第一番、如意輪観世音菩薩を祀る古刹です。
推古天皇の時代には勅願寺となっていたそうなので、相当古いお寺です。
熊野本宮大社と同じく、随分昔から神仏習合になっている霊地でもあります。明治以前は今のように神社と寺という感じには分かれていなかったそうですが、表向きは(人間の都合で)分離されていますが、こと熊野那智大社の場合は、今でも神仏がしっかり繋がってるなと思いました。
後になって思いましたが、神仏習合とはどういうことなのか?というのがよく分かる場所ですね。

時間の都合で那智の滝はこの位置から見るだけでしたが、次回もし行ける機会があれば滝の神社?まで参拝に行きたいと思います。
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