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2020-09-16

◆見仏と拝観

神社に出かけてお参りすることは参拝。


お寺で祀られている仏像をお参りすることは拝観と言います。


うちは昔から仏像を祀っていますが、家族にとっては信仰の対象です。


私もそんな環境で育ったので、仏像は手を合わせるものだと、人生のかなり早い段階(両親の話では2歳くらい)で気付かせてもらえました。同時に神仏は存在すると信じれるようにもなりました。
 
 
大人になって自動車の免許を取得し、行動範囲が広がると方々のお寺や神社へ参拝に行くようになりました。結婚してからは独身時代の頃のように出かけることは減りましたが、それでも行ける時は家族でお参りに出かけております。
 
 
昔、仏像の拝観ツアーというのがあり参加したことがありました。福井県の普段は拝観出来ない秘仏を、特別に開けてくれてお参り出来るというものです。なかなかない機会なので楽しみに出かけました。
 
 
ツアーに参加して衝撃と共に知りました。仏像は拝観するものだと認識していましたが、その認識が一気に崩れました。それは世の中には仏像を拝観するのではなく見るだけ、「見仏」する人が結構多いという事実でした。
 
 
秘仏の御開帳ツアーに参加するような人達ですから、当然仏像が大好きな人ばかりです。しかし、参加した人数の7割、8割位の人達はただ見るだけ・・・。それは信仰の対象ではなく、美術品として見ているということだと理解しました。
 
 
手を合わすことも、真言や名号を唱えることもありません。ただ見て写真をバシャバシャ撮るだけです。ランチの時間の時に参加した人達数人と話をする機会がありましたが、知識は凄いですが、造形物として捉えている人もいました。


その時拝観した仏像は少なくとも数百年、1000年近く拝まれてきた尊い仏様です。


帰宅後、しばらく納得出来ませんでしたが、時間が経つにつれ信仰とは強制するものではなく、自主的に気付いてやるものだし、仏像を美術品として見るのもまぁそれはそれで楽しみ方の一つなので、自分がとやかく言う事ではないと思うようになりました。


拝観と見仏、どちらも仏像を見に行くことには違いありませんが、私は拝観という言葉の方が好きですね。

 
観音様イラスト
見仏と拝観。どっちでも良いことですが、もし寺院に出かけ、目の前にある仏像から気付き、学び、霊験を頂きたいのなら「見仏」ではなく「拝観」の方だと思います。

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プロフィール

紅葉屋呉服店:店主 加藤大幾

Author:紅葉屋呉服店:店主 加藤大幾
名古屋市内で呉服中心で古美術も扱っているお店をやっています。

主に趣味のお寺と神社の参拝を中心としたブログです。

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