詳しい数はきちんと把握できていないと思いますが、全国には8万社以上の神社があるそうです。
基本、神社参拝は本人が行きたいところへ行けば良いと思います。
それなりに今まであちこち参拝に行きましたが、当然ながら行ってない有名神社も山ほどあります。
全体から見れば全然行けてない、めちゃくちゃ少ない参拝神社数ですが、その中で「この神社は特に参拝時に気をつけた方が良い」という神社を私なりにお話ししたいと思います。行っても全然構わないですが、より衿を正して参拝した方が好ましい神社です。
雰囲気が暗い神社、荒れてる神社、肌で感じるような緊張する神社などは当然要注意ですが、社名や具体的な特徴で考えてみます。
①津島神社・八坂神社・須賀神社など。共通しているのは嘗て「牛頭天王様」を祀っていた神社。
②八王子神社
③六所神社(七所神社とか八所神社とか〇〇所神社)
④境内に古墳、塚と思われるものが残っている神社。
⑤神明社と呼ばれる神社
順を追ってみます。まず①ですがこのブログでも度々出てきますが、例で出てきた三つの神社は、現在「素戔嗚尊(すさのおのみこと)」を祀っています。しかし、嘗ては仏教由来でも神道由来でもない、陰陽道由来の荒ぶる厄神の王、牛頭天王様を祀っていました。(詳しくは過去ブログ参照)

(画像は津島神社)
明治の神仏分離政策で分けられてしまいましたが、果たして人間の都合で外して抹消できる神様なのか甚だ疑問です。八坂神社、津島神社は(愛知県の場合)あちこちにあります。庶民の神様へ願う最大の関心事は、今も昔も病気です。病気の元締め的な牛頭天王様を祀るのは至極当然と言えます。
今年、数年ぶりに津島神社の大本へ参拝に行きましたが、非常にきっつい、気を遣う神社でした(あくまで私見)。神仏分離、廃仏毀釈は誠に馬鹿げた政策ですが、最大の失敗は津島神社、八坂神社の牛頭天王様を外し、抹消したことだと思います。大分怒っているというか、機嫌がよくないというか、どこかちぐはぐな感じがしました。
牛頭天王様を祀っていた神社は津島神社、八坂神社、須賀神社が有名ですが、この社名に合致しない牛頭天王様を祀る神社もあります。岐阜県で言えば古井神社、長屋神社、溝旗神社などがそうです。(情報提供:岐阜県在住のK氏)なので、御祀神が分からなければ一度調べるのをお勧めします。
名古屋市内で言えば、各町内にある素戔嗚尊(スサノオノミコト)を祀る氏神様も、嘗ては牛頭天王様を祀っていたと思われます。
次に②の八王子神社ですが、この方々も陰陽道由来の神様達で、牛頭天王様のお子さん達です。
簡単に言えば、長女を除き、長男以下七男までは超がつくほどの荒ぶる神様です。祟り神です。ある意味牛頭天王様よりも気をつけねばならない神様達かもしれません。
詳しく説明したいのですが、正直怖いので止めておきます。検索することもしない方が良いかもしれません。

(〇〇〇〇神社)
京都には〇〇〇〇神社という古社があります。この神社、境内に宝物館があり、年に2回、期間を設けてこの神社に残る神像(数十体の神像群。かなり多い)を公開しますが、正直に言いますと無信仰の人、興味本位で行く人は、この宝物館にはあんまり行かない方が良いと思います。八王子神の中に大将軍神という荒ぶる神様がいますが、この大将軍神像で立体曼荼羅が構築されていました。
重要文化財に指定されている素晴らしい神像群ですが、あまりにも強烈過ぎます。神像というのが見てはいけないということがよく分かります。一体でも十分神社の御神体になりそう神像ですが、なぜこれほど多くの大将軍神像ばかり集められたのか?
それは平安時代の人たちにとって、最も恐れられていた神様の一柱だったからだと思います。次から次へと権力者たちはこの神像を彫らせ、「あなた様には敵いません」という意味で祭り上げたのでしょう。恐怖の裏返しがこの奉納された大将軍神像群ではと思います。
〇〇〇〇神社への参拝は気をつければ特に問題ないと思いますが、宝物館へ行かれる方は言動には本当にご注意下さい。もし行くという方は、同じ日に東寺の立体曼荼羅へ参拝に行くと違いが良く分かります。
八王子神は牛頭天王様を祀っていた神社と比べれば少ないですが、そもそも津島神社や八坂神社には八王子神が一緒に祀られていたはずです。牛頭天王様が密教に取り入れられたということは、お子さんたちの八王子神も一緒に取り込まれましたが、現在の八王子神を祀る神社は、明治以後に素戔嗚尊の八柱のお子さんたちに変えられてしまいました。
しかし昔から八王子神だけを牛頭天王様と分けて祀るということは、やはりちょっと別格として考えられていたのでは?と思います。
次回は③~⑤について考えてみたいと思います。
基本、神社参拝は本人が行きたいところへ行けば良いと思います。
それなりに今まであちこち参拝に行きましたが、当然ながら行ってない有名神社も山ほどあります。
全体から見れば全然行けてない、めちゃくちゃ少ない参拝神社数ですが、その中で「この神社は特に参拝時に気をつけた方が良い」という神社を私なりにお話ししたいと思います。行っても全然構わないですが、より衿を正して参拝した方が好ましい神社です。
雰囲気が暗い神社、荒れてる神社、肌で感じるような緊張する神社などは当然要注意ですが、社名や具体的な特徴で考えてみます。
①津島神社・八坂神社・須賀神社など。共通しているのは嘗て「牛頭天王様」を祀っていた神社。
②八王子神社
③六所神社(七所神社とか八所神社とか〇〇所神社)
④境内に古墳、塚と思われるものが残っている神社。
⑤神明社と呼ばれる神社
順を追ってみます。まず①ですがこのブログでも度々出てきますが、例で出てきた三つの神社は、現在「素戔嗚尊(すさのおのみこと)」を祀っています。しかし、嘗ては仏教由来でも神道由来でもない、陰陽道由来の荒ぶる厄神の王、牛頭天王様を祀っていました。(詳しくは過去ブログ参照)

(画像は津島神社)
明治の神仏分離政策で分けられてしまいましたが、果たして人間の都合で外して抹消できる神様なのか甚だ疑問です。八坂神社、津島神社は(愛知県の場合)あちこちにあります。庶民の神様へ願う最大の関心事は、今も昔も病気です。病気の元締め的な牛頭天王様を祀るのは至極当然と言えます。
今年、数年ぶりに津島神社の大本へ参拝に行きましたが、非常にきっつい、気を遣う神社でした(あくまで私見)。神仏分離、廃仏毀釈は誠に馬鹿げた政策ですが、最大の失敗は津島神社、八坂神社の牛頭天王様を外し、抹消したことだと思います。大分怒っているというか、機嫌がよくないというか、どこかちぐはぐな感じがしました。
牛頭天王様を祀っていた神社は津島神社、八坂神社、須賀神社が有名ですが、この社名に合致しない牛頭天王様を祀る神社もあります。岐阜県で言えば古井神社、長屋神社、溝旗神社などがそうです。(情報提供:岐阜県在住のK氏)なので、御祀神が分からなければ一度調べるのをお勧めします。
名古屋市内で言えば、各町内にある素戔嗚尊(スサノオノミコト)を祀る氏神様も、嘗ては牛頭天王様を祀っていたと思われます。
次に②の八王子神社ですが、この方々も陰陽道由来の神様達で、牛頭天王様のお子さん達です。
簡単に言えば、長女を除き、長男以下七男までは超がつくほどの荒ぶる神様です。祟り神です。ある意味牛頭天王様よりも気をつけねばならない神様達かもしれません。
詳しく説明したいのですが、正直怖いので止めておきます。検索することもしない方が良いかもしれません。

(〇〇〇〇神社)
京都には〇〇〇〇神社という古社があります。この神社、境内に宝物館があり、年に2回、期間を設けてこの神社に残る神像(数十体の神像群。かなり多い)を公開しますが、正直に言いますと無信仰の人、興味本位で行く人は、この宝物館にはあんまり行かない方が良いと思います。八王子神の中に大将軍神という荒ぶる神様がいますが、この大将軍神像で立体曼荼羅が構築されていました。
重要文化財に指定されている素晴らしい神像群ですが、あまりにも強烈過ぎます。神像というのが見てはいけないということがよく分かります。一体でも十分神社の御神体になりそう神像ですが、なぜこれほど多くの大将軍神像ばかり集められたのか?
それは平安時代の人たちにとって、最も恐れられていた神様の一柱だったからだと思います。次から次へと権力者たちはこの神像を彫らせ、「あなた様には敵いません」という意味で祭り上げたのでしょう。恐怖の裏返しがこの奉納された大将軍神像群ではと思います。
〇〇〇〇神社への参拝は気をつければ特に問題ないと思いますが、宝物館へ行かれる方は言動には本当にご注意下さい。もし行くという方は、同じ日に東寺の立体曼荼羅へ参拝に行くと違いが良く分かります。
八王子神は牛頭天王様を祀っていた神社と比べれば少ないですが、そもそも津島神社や八坂神社には八王子神が一緒に祀られていたはずです。牛頭天王様が密教に取り入れられたということは、お子さんたちの八王子神も一緒に取り込まれましたが、現在の八王子神を祀る神社は、明治以後に素戔嗚尊の八柱のお子さんたちに変えられてしまいました。
しかし昔から八王子神だけを牛頭天王様と分けて祀るということは、やはりちょっと別格として考えられていたのでは?と思います。
次回は③~⑤について考えてみたいと思います。
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