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主に寺社参拝を通しての気付・思ったことのお話

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紅葉屋呉服店:店主 加藤大幾

Author:紅葉屋呉服店:店主 加藤大幾
名古屋市内で呉服中心で古美術も扱っているお店をやっています。

主に趣味のお寺と神社の参拝を中心としたブログです。

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◆犬神様を考える  ~はじめに~ 

2018年最初の投稿です。

戌年ということもあり、本年最初のブログテーマは「犬神」について考えてみたいと思います。

およそ、神社と言えば全国に宗教法人になっているもので8万社あると言われている。実際の数は見当がつかないがもっと多いのだろう。

そんな神社で祀られる神様も様々で、大変多くの神々がいらっしゃるが、大きくグループ分けできる。



①天津神を祀る神社(伊勢神宮など)

②国津神を祀る神社(椿大社など)

③陰陽道系の神々を祀る神社(津島神社など)

④仏教の仏様を祀る神社(天河神社など)

⑤歴史上の実在した人物が神となる神社(豊国神社など)

⑥その地方にしか確認できない神を祀る神社



中には山や岩などの自然が御神体となる場合もあるが、私達が普段よく見かける神社は、だいたいこの6つに分類出来ると思う。


今回取り上げる神社はどれも愛知県に実在する神社だが、共通しているのが「犬」に纏わると言うこと。


岡崎市にある「糟目犬頭神社」と「犬尾神社」。

豊川市にある「犬頭神社」。

そして名古屋市にある「伊奴神社」である。


そして色々と調べた結果、上記の分類でいえば⑥にあたる、「その地元にしか祀られていない神様」であると結論した。


最近では神社でお参りする際は「お願い事をしない」という方が増えたと思う。


この意見はほぼ賛成だ。


ただ、個人的には「神様には絶対にお願いしたら駄目」とはなかなか言い切れない。


なぜなら以下二つの条件がクリアしていればしても良いと思うからだ。


一つは神様を信じ、その信じる神社の神様とお参りする人間の関係性、仲良し具合。

二つ目は、祀られている神が、一体どんな神様なのかを調べ知ること。


これは歴史を根気よく紐解くことで分かるが、当初祀られている神が長い歴史の中で、人の都合で全然違う神様に変わることがあるからだ。(調べた結果、表向きは有名な神様でも、実は恐るべき祟り神だったということも) 


特に上記神社の分類で言えば、③と⑥が特に不明瞭になっていることが多い。


今回のテーマは⑥、古い歴史はあれど、現在ではよく分からなくなっている、その地域にしかない神様、「犬神」に着目し調べたいと思います。

狛犬2

※画像は鳳来寺(愛知県)の狛犬




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