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主に寺社参拝を通しての気付・思ったことのお話

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紅葉屋呉服店:店主 加藤大幾

Author:紅葉屋呉服店:店主 加藤大幾
名古屋市内で呉服中心で古美術も扱っているお店をやっています。

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◆切支丹の子守歌 その①

今回は私の父(昭和二十年生)が幼少の頃、祖父から聞いた子守歌の話です。


平成29年11月24日の某新聞記事で読んだ、河村市長発信の「ご当地ソングつくろまい」から、父の忘れていた過去の記憶が蘇った。


私の先祖は豊臣方の侍であり、古田織部の友であった。そして隠れ切支丹でもあった。


当家には古田織部も切支丹であったという伝承がある。


今からご紹介する子守歌は、祖父が若き頃、はっきりとは分からないが、名古屋市中区のとある教会(集会所?)にて教えてもらったとのことであった。


我が家は浄土真宗だが、祖父はカトリックの洗礼名をもっていた。


何故と聞いても教えてはもらえなかった。


何処の教会か、誰に聞いたのかは祖父が亡くなった今では知ることも出来ない。


父の話では祖父が通っていた教会には先祖に隠れ切支丹がいた方々が何人かおり、その方達に聞いたと言う。


かなり長い歌で、五十ほどあったが、現在では断片的なことしか分かっていない。


歌詞を読むに旧約・新約聖書に沿った内容のようだ。。


祖父は戦中戦後を生き抜いた人で、アメリカ嫌いであった。


故にアメリカの映画は絶対に観ようとしなかったが、「十戒」と「ベンハー」だけは父と観に行ったと聞いた。


河村市長が提案する「新たなご当地ソングを作る」とは全然違う内容だ。


しかし、あの記事を父が読んだことで思い出せたことは、何かの縁だと思ったのでこのブログに書くことにした。


こんな誰も知らない隠れ切支丹の子守歌が、もし名古屋の歴史に一つ加われば、どんな形にせよ残れば良いなと思う。


また忘れられた名古屋切支丹の供養の為になれば幸いです。



                                 


※今回は父の書いた原稿に基づき紹介します。



マリア観音

マリア観音 江戸時代
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