前回の最後で、牛頭天王を祀る、正確に言えば嘗ては祀られていた神社を紹介した。しかし京都の八坂神社や愛知県の津島神社に行っても、御祀神は須佐之男命で牛頭天王の名前は出てこない。
これは、明治の廃仏毀釈や神仏分離令の影響で、本来は牛頭天王であった御祀神が、明治政府の判断で入れ替わって(追い出されて)しまったのだと思う。祇園の方の八坂神社や津島神社の社歴を読むに、はっきりしない箇所もあるが、どちらも平安頃には主祀神を牛頭天王として祀ってきたようである。
平安時代と言えば、当時の朝廷側と密接に結びつき、国の運営に影響を及ぼしていたのは、神道よりも仏教であり、陰陽道であった筈だから、その点から考えても両社で祀られていたのは神道の須佐之男命ではなく、やはり牛頭天王やその奥様、そしてご子息達の八王子神が中心であったのは間違いないと思う。
その当時から人々はどう牛頭天王を思っていたかは、現在の祇園祭の規模・歴史から見ても窺い知れる。
1000年続き、京都をあげて1カ月の長期に亘り開催される祭を見るに、その発端・背景には牛頭天王に対する「畏れ」があるように思う。最大限のおもてなしなのだ。
また、津島神社の解説を読むに、天王社は全国に3000社あるらしい。そのすべてが牛頭天王を祀っていると考えると、いかに昔の人々が疫病神を恐れたか、そして同時に牛頭天王がいかに強烈無比な祟り神であるかがよく分かるというものだ。
さて、牛頭天王の話はこの辺りで一息つくとして、次にその御子息達についてご紹介してみよう。八王子神の皆様は、これまた大変強烈な、誠に恐るべき荒ぶる神々である。
陰陽道や今日の易学に登場する八王子神(八将軍とも云う)については、先に紹介した玉兎集にも詳しく書かれていたが、ちょっと掘り下げるのも勇気がいるので、高島易断に書いてあった解説を元に少しだけ紹介します。
今日では、牛頭天王に変わって禁忌を犯す人間に祟りまくる凄まじい神々ですので、ここから先を読まれる方は、謙虚な気持ちでお読みください。「そんなもん、おれへんわ!」とか言葉に出したら最後、何が起こっても当方は一切責任を持ちませんのであしからず・・・。神々を試すような不敬なことは絶対にしないで下さいませ。
それでは敵に回したら最後、命が危うい恐るべき神々、八王子神の皆様をご紹介致します。恵方巻について解説しようと何の気なく始めてしまいましたが、気付けば後には引けない、絶対に避けては通れない展開になってしまいました。
南無大聖不動明王 南無大聖不動明王 南無大聖不動明王・・・。

※東寺のお不動様 二度目のご登場と相成りました。
これは、明治の廃仏毀釈や神仏分離令の影響で、本来は牛頭天王であった御祀神が、明治政府の判断で入れ替わって(追い出されて)しまったのだと思う。祇園の方の八坂神社や津島神社の社歴を読むに、はっきりしない箇所もあるが、どちらも平安頃には主祀神を牛頭天王として祀ってきたようである。
平安時代と言えば、当時の朝廷側と密接に結びつき、国の運営に影響を及ぼしていたのは、神道よりも仏教であり、陰陽道であった筈だから、その点から考えても両社で祀られていたのは神道の須佐之男命ではなく、やはり牛頭天王やその奥様、そしてご子息達の八王子神が中心であったのは間違いないと思う。
その当時から人々はどう牛頭天王を思っていたかは、現在の祇園祭の規模・歴史から見ても窺い知れる。
1000年続き、京都をあげて1カ月の長期に亘り開催される祭を見るに、その発端・背景には牛頭天王に対する「畏れ」があるように思う。最大限のおもてなしなのだ。
また、津島神社の解説を読むに、天王社は全国に3000社あるらしい。そのすべてが牛頭天王を祀っていると考えると、いかに昔の人々が疫病神を恐れたか、そして同時に牛頭天王がいかに強烈無比な祟り神であるかがよく分かるというものだ。
さて、牛頭天王の話はこの辺りで一息つくとして、次にその御子息達についてご紹介してみよう。八王子神の皆様は、これまた大変強烈な、誠に恐るべき荒ぶる神々である。
陰陽道や今日の易学に登場する八王子神(八将軍とも云う)については、先に紹介した玉兎集にも詳しく書かれていたが、ちょっと掘り下げるのも勇気がいるので、高島易断に書いてあった解説を元に少しだけ紹介します。
今日では、牛頭天王に変わって禁忌を犯す人間に祟りまくる凄まじい神々ですので、ここから先を読まれる方は、謙虚な気持ちでお読みください。「そんなもん、おれへんわ!」とか言葉に出したら最後、何が起こっても当方は一切責任を持ちませんのであしからず・・・。神々を試すような不敬なことは絶対にしないで下さいませ。
それでは敵に回したら最後、命が危うい恐るべき神々、八王子神の皆様をご紹介致します。恵方巻について解説しようと何の気なく始めてしまいましたが、気付けば後には引けない、絶対に避けては通れない展開になってしまいました。
南無大聖不動明王 南無大聖不動明王 南無大聖不動明王・・・。

※東寺のお不動様 二度目のご登場と相成りました。
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