意非多神社の次に向ったのが、ナビ画面で発見したこちらの神社、
「穴師神社」。聞いたことのない神社だ。


意非多神社と同じく、こちらも境内に足を踏み入れたら全体が見渡せるほどの
小さな神社だが、歴史は古い。

鳥居が狭い間隔で3本建っている。
お稲荷さん以外ではあまり見た事がない。
本殿に向う方に段々と低くなっている。

御祭神は、
・建速須佐之男命
・穴織神
・萬幡豊秋津姫命
であった。鳥居が三本ある理由はこの三柱の神様に因んでいるのかも。
最初の「タケハヤスサノオノミコト」と3番目の「ヨロズハタトヨアキツ(シ)ヒメノミコト」
は古事記や日本書紀に登場する神様だ。後者は織物に因んだ神様であると分かった。
『日本の神様読み解き辞典』によれば、萬幡豊秋津姫命の漢字の意味を
一つ一つ拾っていくと、「織地の縮んだ精巧な織物」という意味になると云う。
さて問題は2番目の神様だ。これは手元にある辞典にも掲載されていない。
ただ社歴によるとこちらの神社は地元豪族「穴師族」が守っていた神社だと分かる。
穴師族は金属鉱を採掘していた一族であったようだ。
穴織神という名前からは「織物」と「穴師族」を連想させる。
社歴にも「穴師は綾師に通じ織物技術に長じた集団」とあった。
これは金属鉱で力をつけてきたタタラの集団がやがて織物に変わって行ったということなのか。

いずれにせよ、このような古い神社で地元の豪族に因んだような神様がが祀られたり、
豪族名が分かっていると言う事は、王権側の神様であり一族だったのだろう。
何故なら滅ぼされたり、虐げられた側の神社だと、ここまでハッキリ残されていないからだ。


穴師神社の狛犬。この辺りは狛犬に彩色を施す習慣があるのか。
それ以上に気になったのは、狛犬の「阿吽」が反対のような・・・。

この神社の境内にはこんなものもあった。
石仏だ。三宝荒神だろうか。

他にも珍しいものがあった。これは石仏と言うより
石神と言った方が正しいか。鳥居がそれぞれ設けてあるのが面白い。
こんな光景は京都の伏見稲荷で見た。
時間が限られていたので長居は出来なかったが、その歴史も含めて
じっくり調べてみたい神社です。
「穴師神社」。聞いたことのない神社だ。


意非多神社と同じく、こちらも境内に足を踏み入れたら全体が見渡せるほどの
小さな神社だが、歴史は古い。

鳥居が狭い間隔で3本建っている。
お稲荷さん以外ではあまり見た事がない。
本殿に向う方に段々と低くなっている。

御祭神は、
・建速須佐之男命
・穴織神
・萬幡豊秋津姫命
であった。鳥居が三本ある理由はこの三柱の神様に因んでいるのかも。
最初の「タケハヤスサノオノミコト」と3番目の「ヨロズハタトヨアキツ(シ)ヒメノミコト」
は古事記や日本書紀に登場する神様だ。後者は織物に因んだ神様であると分かった。
『日本の神様読み解き辞典』によれば、萬幡豊秋津姫命の漢字の意味を
一つ一つ拾っていくと、「織地の縮んだ精巧な織物」という意味になると云う。
さて問題は2番目の神様だ。これは手元にある辞典にも掲載されていない。
ただ社歴によるとこちらの神社は地元豪族「穴師族」が守っていた神社だと分かる。
穴師族は金属鉱を採掘していた一族であったようだ。
穴織神という名前からは「織物」と「穴師族」を連想させる。
社歴にも「穴師は綾師に通じ織物技術に長じた集団」とあった。
これは金属鉱で力をつけてきたタタラの集団がやがて織物に変わって行ったということなのか。

いずれにせよ、このような古い神社で地元の豪族に因んだような神様がが祀られたり、
豪族名が分かっていると言う事は、王権側の神様であり一族だったのだろう。
何故なら滅ぼされたり、虐げられた側の神社だと、ここまでハッキリ残されていないからだ。


穴師神社の狛犬。この辺りは狛犬に彩色を施す習慣があるのか。
それ以上に気になったのは、狛犬の「阿吽」が反対のような・・・。

この神社の境内にはこんなものもあった。
石仏だ。三宝荒神だろうか。

他にも珍しいものがあった。これは石仏と言うより
石神と言った方が正しいか。鳥居がそれぞれ設けてあるのが面白い。
こんな光景は京都の伏見稲荷で見た。
時間が限られていたので長居は出来なかったが、その歴史も含めて
じっくり調べてみたい神社です。
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