~続き
滝山寺の御開帳n際、初めて内陣の中に入り中の仏像群をお参り出来た。
その仏像群の中で、大変珍しい仏像が一体あった。
お寺のHPを開くと沢山の仏像画像が公開されているが、
そこには載っていない。
撮影禁止だったので写真はないが、調べてみたら岐阜県のHPにその御姿(画)はあった。

その仏像の名前は刀八毘沙門天と言う。
毘沙門天とは四天王の一角、多聞天のことであり、単独で祀られる時は毘沙門天になる。
その毘沙門天のもう一つの異形の姿がこの刀八毘沙門天である。
画像では分かりにくいが、滝山寺の刀八毘沙門天像は頭が横並びで4つあり、
腕は8本、それぞれの手には刀が握られ、獅子に跨っていた。
単純に考えて毘沙門天4体分の力を持っていそうである。
滝山寺で見たそれは、白木で無着色、時代は江戸期くらいのものであった。。
今までお寺巡りをしていて初めて目にした仏像だった。
それはあまりに呪詛的で、本来は公開してはならない仏像ではと思える。
刀八毘沙門天はおそらく天台宗独特の御姿の仏だ。
この仏像を祀らねばならない背景と徳川家が滝山寺を擁護していたのも無関係ではないと思う。
お寺や神社は隅々まで観ると意外な発見があり、
それを「何故?」と考えるとどんどん面白くなってきます。
おしまい
滝山寺の御開帳n際、初めて内陣の中に入り中の仏像群をお参り出来た。
その仏像群の中で、大変珍しい仏像が一体あった。
お寺のHPを開くと沢山の仏像画像が公開されているが、
そこには載っていない。
撮影禁止だったので写真はないが、調べてみたら岐阜県のHPにその御姿(画)はあった。

その仏像の名前は刀八毘沙門天と言う。
毘沙門天とは四天王の一角、多聞天のことであり、単独で祀られる時は毘沙門天になる。
その毘沙門天のもう一つの異形の姿がこの刀八毘沙門天である。
画像では分かりにくいが、滝山寺の刀八毘沙門天像は頭が横並びで4つあり、
腕は8本、それぞれの手には刀が握られ、獅子に跨っていた。
単純に考えて毘沙門天4体分の力を持っていそうである。
滝山寺で見たそれは、白木で無着色、時代は江戸期くらいのものであった。。
今までお寺巡りをしていて初めて目にした仏像だった。
それはあまりに呪詛的で、本来は公開してはならない仏像ではと思える。
刀八毘沙門天はおそらく天台宗独特の御姿の仏だ。
この仏像を祀らねばならない背景と徳川家が滝山寺を擁護していたのも無関係ではないと思う。
お寺や神社は隅々まで観ると意外な発見があり、
それを「何故?」と考えるとどんどん面白くなってきます。
おしまい
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