~続き
四方への弓矢と斧を用いた儀式が終わると、いよいよ護摩壇への点火に入る。

長い竹製の松明に火を灯していた。

火が松明に燃え移ると、一同祭壇の前に整列する。

松明を持った二人の山伏が護摩壇の前に屈む。
松明を交差させていた。交差させるというのも何かしらの意味があると思う。
後でこの写真を観ていて気付いた事があった。
お分かりだろうか? 松明の火の形が鳥の横顔の様になっているのだ。
直観だが、これは「カルラ」だと思った。
仏像の話になるが、不動明王の光背は観音や如来のそれとは違い、炎の形を成している。
その炎の中には鳥が彫刻されている事がある。これが「カルラ」だ。
この写真の炎の形はカルラを連想させた。

其の頃、リーダー各の山伏は本堂前で何かを読み上げていた。
これがお経だったのか何だったのかは思い出せない。

松明はいよいよ護摩壇の中に入れられる。

雪がドカドカ振っている中である。ちゃんと燃えるかなと思ったが、
火は勢いよく回り始めた。

「こんなに煙が出るのか」と驚くほどだった。
視界が一瞬遮られる。

煙は、まるで龍が天に昇るが如く勢いを増していった。
続く~
四方への弓矢と斧を用いた儀式が終わると、いよいよ護摩壇への点火に入る。

長い竹製の松明に火を灯していた。

火が松明に燃え移ると、一同祭壇の前に整列する。

松明を持った二人の山伏が護摩壇の前に屈む。
松明を交差させていた。交差させるというのも何かしらの意味があると思う。
後でこの写真を観ていて気付いた事があった。
お分かりだろうか? 松明の火の形が鳥の横顔の様になっているのだ。
直観だが、これは「カルラ」だと思った。
仏像の話になるが、不動明王の光背は観音や如来のそれとは違い、炎の形を成している。
その炎の中には鳥が彫刻されている事がある。これが「カルラ」だ。
この写真の炎の形はカルラを連想させた。

其の頃、リーダー各の山伏は本堂前で何かを読み上げていた。
これがお経だったのか何だったのかは思い出せない。

松明はいよいよ護摩壇の中に入れられる。

雪がドカドカ振っている中である。ちゃんと燃えるかなと思ったが、
火は勢いよく回り始めた。

「こんなに煙が出るのか」と驚くほどだった。
視界が一瞬遮られる。

煙は、まるで龍が天に昇るが如く勢いを増していった。
続く~
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