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2010-12-07

広小路の妖怪 「汁粉婆」その5

~続き

順序は逆になるが、まずは謎②について考えてみる。

何故「汁粉」なのかを…。

汁粉と良く似た食べ物に「ぜんざい」というものがある。
関西より西はもっぱら汁粉とは呼ばず、ぜんざいと呼ぶそうだ。
見た目もほぼ同じ。餡のあずきが形が残っているかいないかの違いだ。

実はこのぜんざい、漢字で書くと「善哉」となる。意味は「良きこと」である。

またテレビ番組で知ったが、島根県の方では、ぜんざいを漢字で書く場合、
「善哉」ではなく「神在」と書いてぜんざいと呼んでいるという。
神がそこに在るのである。

「ぜんざい」という食べ物は、元々神に供える食べ物だったのだ。

「汁粉」は「ぜんざい」と同一の食べ物と考えて間違いない。
遭遇する地元の人々に災いを齎す妖怪、「汁粉婆」が何故災いの象徴として汁粉(ぜんざい)
を撒くのかが、これでハッキリした。汁粉婆からすればこの行為はメッセージなのだ。

ぜんざいを撒く行為…。

これ即ち、汁粉婆とは、元々は『善き神』であったのである。


続く~


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プロフィール

紅葉屋呉服店:店主 加藤大幾

Author:紅葉屋呉服店:店主 加藤大幾
名古屋市内で呉服中心で古美術も扱っているお店をやっています。

主に趣味のお寺と神社の参拝を中心としたブログです。

◆紅葉屋呉服店
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