~続き
最近の出来事だが、記憶があいまいなので、建物の位置関係がはっきりしない。
次に向かった社は、複数の神様が祀られていた。多分本殿の裏側になる。

その中の一柱の神に、何と温羅神として祀られているのを発見した。
帰り際になり、神社を出ようとしたが、偶然神楽を行っていた。
時間の都合で全て見れなかったのは残念だが、その神楽は「温羅神楽」と云う。

勝った側の吉備津彦命を祀る神社なのに、こっそり滅ぼされた温羅が祀られていたり、
境内で昔から行われている神楽の題名が、吉備津彦命の名ではなく、
温羅が取り上げられている。そういえば、肝心の吉凶を告げる神も温羅なのだ。
また、売店で吉備津彦命の温羅退治の絵本が売っていた。

表紙からして、主人公の吉備津彦命より温羅のが大きく描かれている。
中を開けると…

A4サイズの紙面目一杯使って温羅が「ドン」と描かれていた。結構カッコイイぞ。
対照的に主役の吉備津彦命は「ちょこん」と描かれていた。
他には、珍しい、多分ここでしか売ってない土鈴があった。

(鳴釜神事で火を焚いた灰を釉薬に混ぜてある)
まるで晒されたと云う温羅の首を連想させる鈴だった。
鬼が単純な悪ではないというのが、この画像から分かるが、
鬼は魔よけにもなるのである。
勝った方の神社に負けた方の神が祀られていたり、神楽の名前や
絵本に登場する温羅の扱い、そして「酷い仕打ちをされた事を忘れまい」という
想いが乗り移ったかのような晒し首のような鈴。
これは今に生きる岡山の人々の中に、しっかりと温羅を慕う気持ちが残っていると思った。
滅ぼされ、悪鬼とされた温羅は彼らにとって偉大な王であったのだ。
おしまい。
最近の出来事だが、記憶があいまいなので、建物の位置関係がはっきりしない。
次に向かった社は、複数の神様が祀られていた。多分本殿の裏側になる。

その中の一柱の神に、何と温羅神として祀られているのを発見した。
帰り際になり、神社を出ようとしたが、偶然神楽を行っていた。
時間の都合で全て見れなかったのは残念だが、その神楽は「温羅神楽」と云う。

勝った側の吉備津彦命を祀る神社なのに、こっそり滅ぼされた温羅が祀られていたり、
境内で昔から行われている神楽の題名が、吉備津彦命の名ではなく、
温羅が取り上げられている。そういえば、肝心の吉凶を告げる神も温羅なのだ。
また、売店で吉備津彦命の温羅退治の絵本が売っていた。

表紙からして、主人公の吉備津彦命より温羅のが大きく描かれている。
中を開けると…

A4サイズの紙面目一杯使って温羅が「ドン」と描かれていた。結構カッコイイぞ。
対照的に主役の吉備津彦命は「ちょこん」と描かれていた。
他には、珍しい、多分ここでしか売ってない土鈴があった。

(鳴釜神事で火を焚いた灰を釉薬に混ぜてある)
まるで晒されたと云う温羅の首を連想させる鈴だった。
鬼が単純な悪ではないというのが、この画像から分かるが、
鬼は魔よけにもなるのである。
勝った方の神社に負けた方の神が祀られていたり、神楽の名前や
絵本に登場する温羅の扱い、そして「酷い仕打ちをされた事を忘れまい」という
想いが乗り移ったかのような晒し首のような鈴。
これは今に生きる岡山の人々の中に、しっかりと温羅を慕う気持ちが残っていると思った。
滅ぼされ、悪鬼とされた温羅は彼らにとって偉大な王であったのだ。
おしまい。
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