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2010-11-19

吉備津神社 その2

参拝を済ませ、今回の吉備津神社境内で、最も興味深い場所へ向かった。
そこは本殿を中央にして見ると、鬼門に当たる丑寅(北東)にある。

道中長い回廊がその建物まで続いていく。見事なものだ。
吉備津神社⑨

途中、社殿の方を振り返って見た。
吉備津神社⑩

荘厳な社殿である。広い境内にはこんな狛犬もあった。

吉備津神社⑪

「こんにちは」と言わんばかりの御顔である。
年代は分からないが、かなり古そうだ。愛知県ではあまり見かけない御姿の狛犬だ。

そうこうしている内、目的の建物に行き着いた。

吉備津神社⑫

ここが、知る人ぞ知る有名な「鳴釜神事」を行う場所で、
伝説では吉備津彦命に討たれた鬼、温羅(うら)の首が埋められているという。

釜で湯を沸かし、それにより鳴く釜の音で吉凶を占う神事があり現在も行われている。

温羅が討たれた後、その首は串に刺して晒された。
温羅の恨みは凄まじく、晒された後も何年も唸り続けた。

吉備津彦命は辛抱出来ず、釜殿の下に首を埋めてしまった。
それでも唸りは治まらず、実に13年間も続いた。

そんなある日、ほとほと参った吉備津彦命の夢枕に温羅が現れる。温羅は、

「私の妻、阿曽媛(あぞひめ:あそめとも伝わる)に御釜殿の火を焚かせよ。
 釜は幸福が訪れるなら豊かに鳴り響き、災いが訪れるなら、荒々しく鳴るであろう」


と言った。社伝に残る温羅は、どうしようもない悪鬼とされている。
しかし、自ら恨みを捨て吉凶を告げる神となったのは、領民を想ってのことでは…と思う。




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プロフィール

紅葉屋呉服店:店主 加藤大幾

Author:紅葉屋呉服店:店主 加藤大幾
名古屋市内で呉服中心で古美術も扱っているお店をやっています。

主に趣味のお寺と神社の参拝を中心としたブログです。

◆紅葉屋呉服店
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