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主に寺社参拝を通しての気付・思ったことのお話

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紅葉屋呉服店:店主 加藤大幾

Author:紅葉屋呉服店:店主 加藤大幾
名古屋市内で呉服中心で古美術も扱っているお店をやっています。

主に趣味のお寺と神社の参拝を中心としたブログです。

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いとうルンペン その1

昨日(22/9/28)の中日新聞朝刊、市民版の欄に「浄心寺」に因んだ記事があった。
浄心寺は隣町の浄心町交差点にある馴染のお寺だ。

昔、もみじが小学生頃に父から聞いた話。
浄心寺は名古屋大空襲の際、近くに焼夷弾が落ちたそうだ。
寺に火が燃え移ろうとしたその時、必死に火を消し止めた人物がいた。

その人物の名は「いとうルンペン」と皆から呼ばれていたと云う。
ルンペンとはホームレスの事で何時頃からかお寺に住みついていたらしい。

今日の変わってしまった浄心界隈の景色の中で、この古い建物が残っているのも
彼のお陰だと聞いた。

何しろ小さい時に聞いた話なので、すっかり忘れていたが、昨日の中日新聞で
この「いとうルンペン」の名前を紙面で見つけた時は、「懐かしいな」と
思ったと同時に、近隣の人々の中で半ば伝説として語り継がれていたのに驚いた。

彼が何者だったのかは定かではなく、新聞によれば、
その後どうなったのかを知る人はいないようである。

昭和20年生まれの父が10代前半頃に会った事があると言っていたので、
少なくとも10年以上は寺に住んでいたという事になる。

新聞に記事が載っていたと父に伝えたところ、いとうルンペンとの昔話を
語ってくれた。

衝撃だったのは「うちに来たことあるよ」という事実だった


続く~


追記
「伊藤」なのか「伊東」なのか、はたまた別の漢字なのかハッキリしないので
「いとうルンペン」としました。

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