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2010-07-27

紅葉の話 その9

~続き

紅葉が大六天魔王と結びついた事については、二つの可能性があると思う。

一つは攻め入る側の大義名分である。キリスト教圏における中世の魔女狩りのように、
魔王を信仰しているとした方が、格好がつくと云うものだろう。

二つ目は史実通り、紅葉が大六天魔王を信じていたとすると、その理由を考えてみた。
いかに才女の紅葉と言えど、相手は百選練磨の平維茂と選りすぐりの戦闘集団である。

そんな大軍と戦うには、魔王の力を借りてでも、鬼にならざるを得なかったのではないのだろうか?

いずれにせよ、紅葉が大六天魔王の申し子と云われていることが、真実がどうかは分からない。
「紅葉狩」を読む人に判断は委ねられてしまうのだ…。


話は変わるが、紅葉がいた地域には、彼女が自らの信仰の対象として手を合わせていたという伝説が残る、
一体の仏像が残されている。

それは大六天魔王の像ではなく、空海が彫ったという地蔵菩薩だそうだ。


ぼちぼち私が考える「紅葉狩」の話をまとめたいと思うが、
その前に、後一つだけ気になるものが出て来たので、それを先に考えてみたい。

それは一振りの脇差で、何とも意味ありげな銘がついたものだった。

その小太刀の銘は「童子切り」と云う。


続く~





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プロフィール

紅葉屋呉服店:店主 加藤大幾

Author:紅葉屋呉服店:店主 加藤大幾
名古屋市内で呉服中心で古美術も扱っているお店をやっています。

主に趣味のお寺と神社の参拝を中心としたブログです。

◆紅葉屋呉服店
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