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2010-07-23

紅葉の話 その5

~続き


民間に伝わる話との相違点を述べる。
紅葉狩

■長野県、地元の人達に伝わるもう一つの紅葉の話。

①源氏の頭領、源経基の養女であった紅葉は宮中にいた時、平氏側の策謀により、
 無実の罪を被せられ、戸隠に追いやられた。


②水無瀬(みなせ)という土地に辿りついた紅葉は、里人に暖かくもてなされる。
 やがて館が建てられそこに住む。里人は内裏屋敷と呼んだ。

紅葉は加持祈祷や医学の知識を用い、病人を治す。また裁縫や手芸、読み書きなど
 都の文化を里人に伝えた。

 ※村人からは内裏様と呼ばれ、敬愛されていた。

④しばらく平穏に暮らしていたが、帝や都への想いが断てず、近隣の土地に都の名前を
 つけたりしていた。

⑤地元の豪族、野武士らと共に、紅葉達は朝廷に対して決起する。
 (都に上がれると思っていたのかも)

以後は、同じような話で最後は討たれるという展開だ。
凶悪な鬼という印象は、地元の人達には伝わっていないのである。


話は変わるが、何年か前、両親が戸隠へ旅行に行った。
地元の年配の女性に話を聞いたそうだが、今でも紅葉を悪く言う人はいないそうだ。
また、一昔前は秋の紅葉見物を指す言葉「紅葉狩り」も禁句だったようである。

紅葉の最後については、維茂軍の男共に弄ばれ、嬲り殺しになったという悲惨な話もあった

目線が変わると全く違った話になる。ここで気になったのが⑤についてだ。
これは、紅葉が流罪になった土地が、どういった土地だったのかが重要になってくる。

続く~


※…戸隠村の隣に鬼無里(きなさ)村という場所があるが、そこに伝わる紅葉は
  鬼女ではなく「貴女紅葉」と呼ばれている。

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プロフィール

紅葉屋呉服店:店主 加藤大幾

Author:紅葉屋呉服店:店主 加藤大幾
名古屋市内で呉服中心で古美術も扱っているお店をやっています。

主に趣味のお寺と神社の参拝を中心としたブログです。

◆紅葉屋呉服店
momijiyagohukuten.com

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