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主に寺社参拝を通しての気付・思ったことのお話

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紅葉屋呉服店:店主 加藤大幾

Author:紅葉屋呉服店:店主 加藤大幾
名古屋市内で呉服中心で古美術も扱っているお店をやっています。

主に趣味のお寺と神社の参拝を中心としたブログです。

◆紅葉屋呉服店
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浦島太郎の話

とある方の許可を得て、珍しいものの写真を撮らせて頂いた。
ものは古いきれを用いた財布で、その金具が江戸期の目貫を使用してあった。

その目貫が大変珍しいものだった。その方の意見と一致したが、
玉手箱を持っている人物や、その前に座っている人物の姿からこれだと思った。

昔話で御馴染の「浦島太郎」の目貫なのだ。その目貫の人物構成が奇妙だった。
題材は物語の丁度後半部分、浦島太郎が竜宮の王様から玉手箱を貰う場面である。

浦島

三人の人物が見てとれる。向かって右から

浦島太郎、竜宮の王様、そして写真だと分かりにくいかもしれないが、恵比寿さまだ。

浦島太郎の話には恵比寿様は出てこない。目貫から読み取れる情報から推測してみた。

・玉手箱を貰う際、何と二択だった。
・玉手箱以外の選択肢には「桃」があった。
・恵比寿が竜王を止めようとしているようだ。
・玉手箱を渡すのが姫ではない。

浦島太郎について興味が出て来たので少し調べてみたが、昔は「浦 嶋子」だった。
また、丹後の方では、浦 嶋子は何と神として祀らている事が判明した
(浦島神社がある)

本格的に調べてみないと何とも言えないが、恵比寿が登場することや、
桃と二択になる話はないように思う。

この目貫、貴重な伝説が背景に隠れた、新発見の目貫かもしれない。

浦島太郎については、資料が少なすぎるがいつか調べてみたい。





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