FC2ブログ
2010-06-26

白州正子さんの話 その3

~続く

商品を取りに行ったら、そこには白州正子さんがいた。
父が抑えた古代ガラスを熱心に見入っていたそうだ。

先にガラスを抑えた人物が父だと知った正子さんは、

「なんだ、鬼の子か…

と言ったそうだ。

どうも売約済みとなってしまった古代ガラスの内、2,3点が気にっていたようだった。

「これとこれを分けてくれんかね。金で加工して指輪を作りたい」

と正子さんは言ったが、それは特に美しいガラスだったので、
父は返答に困ったそうだ。

が、結局それを譲ることにした。

後日、白州正子さんから荷物が届いた。
中にはお礼の手紙と江戸時代の金襴の古裂財布が入っていた。

金襴財布

流石にやることが粋だよなぁと思った。

父は今でも古代ガラス(ネックレス状に組んである)をこの財布に入れ大切にしている。


おしまい。



スポンサーサイト



コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

紅葉屋呉服店:店主 加藤大幾

Author:紅葉屋呉服店:店主 加藤大幾
名古屋市内で呉服中心で古美術も扱っているお店をやっています。

主に趣味のお寺と神社の参拝を中心としたブログです。

◆紅葉屋呉服店
momijiyagohukuten.com

最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリー
FC2カウンター
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる