~続く
商品を取りに行ったら、そこには白州正子さんがいた。
父が抑えた古代ガラスを熱心に見入っていたそうだ。
先にガラスを抑えた人物が父だと知った正子さんは、
「なんだ、鬼の子か…
」
と言ったそうだ。
どうも売約済みとなってしまった古代ガラスの内、2,3点が気にっていたようだった。
「これとこれを分けてくれんかね。金で加工して指輪を作りたい」
と正子さんは言ったが、それは特に美しいガラスだったので、
父は返答に困ったそうだ。
が、結局それを譲ることにした。
後日、白州正子さんから荷物が届いた。
中にはお礼の手紙と江戸時代の金襴の古裂財布が入っていた。

流石にやることが粋だよなぁと思った。
父は今でも古代ガラス(ネックレス状に組んである)をこの財布に入れ大切にしている。
おしまい。
商品を取りに行ったら、そこには白州正子さんがいた。
父が抑えた古代ガラスを熱心に見入っていたそうだ。
先にガラスを抑えた人物が父だと知った正子さんは、
「なんだ、鬼の子か…

と言ったそうだ。
どうも売約済みとなってしまった古代ガラスの内、2,3点が気にっていたようだった。
「これとこれを分けてくれんかね。金で加工して指輪を作りたい」
と正子さんは言ったが、それは特に美しいガラスだったので、
父は返答に困ったそうだ。
が、結局それを譲ることにした。
後日、白州正子さんから荷物が届いた。
中にはお礼の手紙と江戸時代の金襴の古裂財布が入っていた。

流石にやることが粋だよなぁと思った。
父は今でも古代ガラス(ネックレス状に組んである)をこの財布に入れ大切にしている。
おしまい。
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