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主に寺社参拝を通しての気付・思ったことのお話

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紅葉屋呉服店:店主 加藤大幾

Author:紅葉屋呉服店:店主 加藤大幾
名古屋市内で呉服中心で古美術も扱っているお店をやっています。

主に趣味のお寺と神社の参拝を中心としたブログです。

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鳳来寺 その3

~続き

鳳来寺の本堂はコンクリート製だった。

本堂

1300年の歴史がある鳳来寺。
最盛期には、徳川幕府の助力もあり、20を超える塔頭があったが、
現在は数箇所を残すのみになっている。

幕府が倒れた後、火災が相次ぎ殆ど無くなってしまったようだ。
(ここでは述べることは出来ないが、そもそも鳳来寺に来たのは理由があった)

本尊は薬師如来で秘仏になっていた。

石仏

立派な石仏が祀ってあった。
その姿からするに三宝荒神(さんぽうこうじん)だろうか。

台座に見猿、聞か猿、言わ猿があり、上空に太陽と月がある。
三宝荒神とは蔵王権現と同じで、日本独自の神だと思う。

空海が高野山で修行中、目の前に現れた謎の荒ぶる神。
その神は、我を祀れば仏教を守る神となると告げ、
空海は三宝荒神として祀ったというような話を昔読んだ気がする。

辿って行くと、歴史から忘れられた、日本の名も無き古代神なのだろう。
三宝荒神は、神道を取り入れた仏教独特の神様と言える。

続く~


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