~続き
闇森神社には、昔話が伝わっている。
こんなような話だ。
【片目の鮒】
その昔(江戸期頃か?)とある親子がいた。
母親と息子の二人暮らしで、ある時母が病気になった。
医者に診てもらうお金もなく、困り果てていた。
そこで息子は怖いと有名だった、闇森に入り神様にお願いに行った。
一心に母の病気祈願をしていると、どこからか白髪の老人が現れた。
老人は「よくここに来たな。」と感心し、池の鮒を一匹持って行き、
それを煮て母に食べさせれば病気が治ると言った。
ただし、
「病気が回復したら何処かで鮒を二匹捕まえて、この池に放しなさい」
と条件をつけた。
感謝した息子は言われた通り、鮒を一匹頂いたが、
不思議な事に闇森神社の池の鮒は皆片目だった。
家に持ち帰り、鮒を煮て母に食べさせた所、たちどころに病は回復した。
後日、老人に言われた通り他所の池で鮒を二匹捕まえ池に戻した。
この霊験談が広まり、大勢の人々がご利益を受けたが、
他所で掴まえた鮒は、この池に放つと皆片目になったと言う。
~続く
闇森神社には、昔話が伝わっている。
こんなような話だ。
【片目の鮒】
その昔(江戸期頃か?)とある親子がいた。
母親と息子の二人暮らしで、ある時母が病気になった。
医者に診てもらうお金もなく、困り果てていた。
そこで息子は怖いと有名だった、闇森に入り神様にお願いに行った。
一心に母の病気祈願をしていると、どこからか白髪の老人が現れた。
老人は「よくここに来たな。」と感心し、池の鮒を一匹持って行き、
それを煮て母に食べさせれば病気が治ると言った。
ただし、
「病気が回復したら何処かで鮒を二匹捕まえて、この池に放しなさい」
と条件をつけた。
感謝した息子は言われた通り、鮒を一匹頂いたが、
不思議な事に闇森神社の池の鮒は皆片目だった。
家に持ち帰り、鮒を煮て母に食べさせた所、たちどころに病は回復した。
後日、老人に言われた通り他所の池で鮒を二匹捕まえ池に戻した。
この霊験談が広まり、大勢の人々がご利益を受けたが、
他所で掴まえた鮒は、この池に放つと皆片目になったと言う。
~続く
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