~続き
真夜中に突如として現れた知らない女性。
真っ暗の部屋だが、その女性は真っ黒に感じた。
生きていると様々な選択を迫られる。
この時は、生まれて初めての「生か死か」の分岐点だった。
大きな恐怖を感じたが、それを上回る激しい感情が自分の中で爆発した。
「殺されてたまるか!このヤロー!!
」
という怒りが湧き起こる。
「高校2年の男子」vs「恐ろしい幽霊」との戦いが始まった。
何処か動くところはないかと探すと、かろうじて両腕が動きそうだった。
渾身の力を込め、意識を両腕に集中する。咄嗟に浮かんだ打開策は、
※不動明王の印を結ぶ事だった。
徐々に動く両腕、へその辺りに両手が辿りつき、印を結んだ。
直後、全身の金縛りが解け、女性の姿は瞬時に消えた。
続く~
※不動明王の印・・・印(いん)とは、真言宗に伝わる、仏をお参りする時に
用いる手の型。如来、明王、菩薩、天部の神々等、それぞれの印がある。
不動明王は大日如来と並んで、真言宗では重要な仏。
背後に炎を背負う、怒りの仏でもある。
真夜中に突如として現れた知らない女性。
真っ暗の部屋だが、その女性は真っ黒に感じた。
生きていると様々な選択を迫られる。
この時は、生まれて初めての「生か死か」の分岐点だった。
大きな恐怖を感じたが、それを上回る激しい感情が自分の中で爆発した。
「殺されてたまるか!このヤロー!!

という怒りが湧き起こる。
「高校2年の男子」vs「恐ろしい幽霊」との戦いが始まった。
何処か動くところはないかと探すと、かろうじて両腕が動きそうだった。
渾身の力を込め、意識を両腕に集中する。咄嗟に浮かんだ打開策は、
※不動明王の印を結ぶ事だった。
徐々に動く両腕、へその辺りに両手が辿りつき、印を結んだ。
直後、全身の金縛りが解け、女性の姿は瞬時に消えた。
続く~
※不動明王の印・・・印(いん)とは、真言宗に伝わる、仏をお参りする時に
用いる手の型。如来、明王、菩薩、天部の神々等、それぞれの印がある。
不動明王は大日如来と並んで、真言宗では重要な仏。
背後に炎を背負う、怒りの仏でもある。
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