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主に寺社参拝を通しての気付・思ったことのお話

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紅葉屋呉服店:店主 加藤大幾

Author:紅葉屋呉服店:店主 加藤大幾
名古屋市内で呉服中心で古美術も扱っているお店をやっています。

主に趣味のお寺と神社の参拝を中心としたブログです。

◆紅葉屋呉服店
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辨財天「なかきよの」⑫

~続き

籠目籠目 籠の中の酉(鳥居)は 何時何時 出やる 夜明けの晩に 鶴と亀が(つるっと亀が) 崇部った 後ろの正面誰

以上、歌の神意を踏まえて、辨財天を主人公にして物語風にまとめるとこんな感じだ。

辨財天(以下 弁) 金神様(以下 金) 大将軍(以下 大)

弁「金神様、大将軍様。真に真に申し訳ございませんが一日だけ鳥居の中に入って下さい」
金「どうしたものか」
大「金神殿、腹に据えかねぬのは分かるが今年は母者(歳徳神)と辨財天の頼み。聞いてはもらえぬか?」
金「うーん。分かった一日だけだぞ。鳥居を置くと身動きできぬ。人間どもの様子を伝えるようにな」
弁「かしこまりました。(いつ出るのか不安だ)」

辨財天、その隙に「なかきよの」を実行している人間に福徳の宝船を流す。

金「人間の様子はどうだった?」
弁「鶴亀が滑ったようす(真意はすべってない)」
金、大「そうか。それはなによりだ」

辨財天は宝船を流すと同時に「後ろ手の所作」で疫病神(病府)を封じたのでした。人間たちは幸せに過ごしたそうです。

続く~

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