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2008-07-29

おちょぼ稲荷の木

続き~
おちょぼ稲荷が疲れたという理由は二つあった。一つは、社殿扉の格子になっている所に無数の名詞が刺さっていたこと。これは、商売繁盛したい人が自分の名詞を願掛け代わりに置いていく風習からきているもらしい。

もう一つは本殿向かって右側にある、トタン板で囲ってある不思議なものだ。このトタン板、一部が扉のようになっていて開閉式になっていた。

「なんだろう?」と思って開けてみたら思わず「うーわっ!」と声を上げてしまった。それは異様な光景だった。そこには朽ちた木があり夥しい数の片方だけの履物(靴、草履、サンダルなど)が釘で打ち付けられていた。後で調べてみたら、どうやら家出や行方不明になってしまった人を呼び戻すまじないの類らしい。

この二つ、目的は全く違うが、共通していることがある。それは願った人間の強い想いだ。成功したい。助けて欲しい・・・。想いの強弱はあるかもしれないが、これだけの数になるとそうとうな「想いの力」になるだろう。なんとなくお稲荷さんが気の毒に思えてきた。

木が枯れるほどの「想い」・・・。ここに来ると疲れる理由はこれかもしれない。

おしまい。
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プロフィール

紅葉屋呉服店:店主 加藤大幾

Author:紅葉屋呉服店:店主 加藤大幾
名古屋市内で呉服中心で古美術も扱っているお店をやっています。

主に趣味のお寺と神社の参拝を中心としたブログです。

◆紅葉屋呉服店
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