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2008-07-19

役行者の故郷  奈良、辨財天その3

~続き

捨篠神社には4つの来歴を紹介した看板があった。(前回のはその一つ)その一つに神社周辺の名所旧跡が記してあった。「行者堂」と「刀良売」の墓である。まず、行者堂に向かうことにした。

神社から、そう遠くない所に、寺の屋根が見えたので、「ああ。あそこだな。きっと・・・。」と疑うことなくその寺に向かった。役行者が寺に祀ってある場合、まずその寺の宗派は、天台、真言系とみて間違いない。修験道も、天台、真言も「まじない」を得意とするからだろう。

寺に到着したが、その寺は作りからして「本願寺」系のお寺だった。愛知県では最も多いであろう、南無阿弥陀仏の宗派だ。当然、そこには役行者は祭っていなかった。

初めて訪れた土地である。右も左もよく分からない。どうしたものかと思っていたら、タクシーに乗って住職が帰宅してきた。行者堂について聞いてみると、快く答えてくれた。行者堂はここではなく、二件ほど離れた寺のことだった。

お礼を言って立ち去ろうとすると、その住職は意外なことを教えてくれた。嘗てこの寺の境内に、役行者が生まれた時に浸かった井戸があったというのだ。

そう、先の「捨篠神社」の看板には載っていなかったが、この寺周辺の土地が、多刀売と行者が過ごした家があったのである。

井戸は現在、埋められてしまったが、今でも金峰山寺(修験道の総本山)で行われるお祭りのスタートは、この井戸があったとされる場所から、山伏が集まって開始されるそうだ。

続く~




看板、周辺案内 
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紅葉屋呉服店:店主 加藤大幾

Author:紅葉屋呉服店:店主 加藤大幾
名古屋市内で呉服中心で古美術も扱っているお店をやっています。

主に趣味のお寺と神社の参拝を中心としたブログです。

◆紅葉屋呉服店
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