何時頃からの風習なのか、日本人は子供が産まれると神社にお参りに行く。昔よりは少なくなったのかもしれないが、親に抱かれた赤ちゃんは、男でも女でも着物を掛ける風習がある。着物屋では産着とか、のしめ(以下これで統一)とか言う児童用の可愛い着物だ。
のしめは大人が着る着物の小さい版だが、一箇所、大人の着物と仕立てが違う所がある。手首が通る「袖口」と言われる場所だ。普通、着物の袖口は手首が通る箇所以外は縫ってある。しかし、のしめの袖口は全く縫っていない。「パカッ」と開いている状態にわざと作ってある。また三歳を過ぎると大人と同じように袖を縫う。これはどういう事なのか?
これには宮参りに関係した理由があった。つまりこう云う事だ。産まれてから三歳までは、子供が成長するのに不安がある。そこで、万が一子供の身に悪い事が起こった場合、神様が空いた袖口に手を突っ込んで助けてくれる。しかし、三歳を過ぎれば今度は親の責任で子供を何とかしなければならない。だから三歳を過ぎれば袖を縫う・・・こんな話が元になっているのだ。
こういう風習を調べる度、昔の日本人は今より神・仏・自然といったものが身近にあったんだなぁと思う。
のしめは大人が着る着物の小さい版だが、一箇所、大人の着物と仕立てが違う所がある。手首が通る「袖口」と言われる場所だ。普通、着物の袖口は手首が通る箇所以外は縫ってある。しかし、のしめの袖口は全く縫っていない。「パカッ」と開いている状態にわざと作ってある。また三歳を過ぎると大人と同じように袖を縫う。これはどういう事なのか?
これには宮参りに関係した理由があった。つまりこう云う事だ。産まれてから三歳までは、子供が成長するのに不安がある。そこで、万が一子供の身に悪い事が起こった場合、神様が空いた袖口に手を突っ込んで助けてくれる。しかし、三歳を過ぎれば今度は親の責任で子供を何とかしなければならない。だから三歳を過ぎれば袖を縫う・・・こんな話が元になっているのだ。
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