
~続き~
その日、帰宅した私に先に帰っていた父は興奮気味に話した。
父「大変な事が起こった!靴を見て来い!」
私「?どうした?うんこ

父「違うわ!いいから見て来い!」
私「分かったよ・・・・・・・。何じゃこれ

靴底が爆発した時、前回、書き忘れたが両足が火傷したかの如き熱かったそうだ。直後に慌てて付近のお手洗いに駆け込み、ズボンの上から水道の水を掛けだが蒸気が上がったらしい。トイレから出たら乾いていたそうだ。
父が言うには夜叉の悪戯だろうという事だった。両方から語りかけられた時、「ギャギャギャギャ!」という笑い声らしき音が聞こえたそうだが、後で調べたら夜叉の真言(密教では各仏様によって専用のお経がある)に「ギャギャギャ」と発音する箇所があった。
仏の姿が次々浮かんだのも夜叉がくれたご褒美だったのではと結論づけた。何故有り難い筈のお寺に、命を簡単に奪ってしまう恐ろしい存在があるのか?父が言うには「仏の慈悲」だそうだ。つまり、神仏に全く感心の無い人がかりに東寺を訪れて夜叉の看板を見たにも関わらず、帰ってしまったとする。後でどうも気になって、結果また東寺を訪れて、念の為に夜叉を参る。そうすることで仏との縁が出来る。
話を聞いてなるほどなと思った。
今年、wakaさんの勧めでブログを始め、神社に始まり靴底が吹っ飛んだ話で今年最後のブログ更新の幕を降ろす事になりました。これを御覧の皆様、眞に有り難うございます。
来年が皆様にとって素晴らしい一年でありますように。
もみじ
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