2022-10-30
◆御札の箱を作成します。
御札を入れる箱の注文を承りました。ありがとうございます。(以下御札箱)

この御札箱は元々仏像を入れるために作成したものですが、お客様の話を聞いていて、「御札にも使える」と思い、お勧めしました。
仮にAさんとしますが、Aさんは何代も続く古い家系で、屋敷の中に祠がある家です。祠の中には石仏と御札が5枚入っていました。御札は近年のものから江戸期のものまであり、どれもお稲荷さんの木製の御札でした。
Aさんと相談し、このお札は祀ることになったので、そうであればと札を入れる箱「御札箱」を提案させて頂きました。桐材になります。
寺社で分けて頂く御札ですが、信仰の対象とする場合、御札をそのまま立てかけてお参りするのと、神棚(御札箱含む)などにいれてお参りする場合は後者の方が御札の力は強くなります。
今回のケースでは、御札が木製で大きさが不揃いであること、御札が大きいので市販の神棚には入らないことなどを考慮して、仏像を入れてお参りする際に作った箱と、同じデザインで作成しました。

神棚だと仰々しいという方にはスッキリしてお勧めです。
スッキリしているとはいえ、元々が仏像をお参りするようにデザインしたケースなので、デザイン重視で「それ意味ないぞ」というようなものではないです。信仰の対象にするには箱に籠らせることが大切なのです。御札が見えるようではどうかと思います。
扉は上にスライドします。

神様や仏様の御札、仏像を納入することを想定していますので、箱の底には底板を一枚敷いてあります。

ちょっとしたことですが、御札を祀る時は、我が家に神様をお招きするという気持ちが肝要です。底板を敷くのはそういう意味合いも含まれます。

底板は外れます。
この箱の良い所は、別注なので、御札の大きさに合わせて箱を作れることです。
お値段ですが、Aさんの御札箱の場合、高さ37.7cm、幅9.3cm、奥行7.9cmで8,800円でした。
桐材は箱の面積で値段が変わります。この箱より小さい場合は値段が安くなります。
紅葉屋では御札箱の注文も賜ります。気軽にご相談下さいませ。
紅葉屋呉服店はこちらまで

この御札箱は元々仏像を入れるために作成したものですが、お客様の話を聞いていて、「御札にも使える」と思い、お勧めしました。
仮にAさんとしますが、Aさんは何代も続く古い家系で、屋敷の中に祠がある家です。祠の中には石仏と御札が5枚入っていました。御札は近年のものから江戸期のものまであり、どれもお稲荷さんの木製の御札でした。
Aさんと相談し、このお札は祀ることになったので、そうであればと札を入れる箱「御札箱」を提案させて頂きました。桐材になります。
寺社で分けて頂く御札ですが、信仰の対象とする場合、御札をそのまま立てかけてお参りするのと、神棚(御札箱含む)などにいれてお参りする場合は後者の方が御札の力は強くなります。
今回のケースでは、御札が木製で大きさが不揃いであること、御札が大きいので市販の神棚には入らないことなどを考慮して、仏像を入れてお参りする際に作った箱と、同じデザインで作成しました。

神棚だと仰々しいという方にはスッキリしてお勧めです。
スッキリしているとはいえ、元々が仏像をお参りするようにデザインしたケースなので、デザイン重視で「それ意味ないぞ」というようなものではないです。信仰の対象にするには箱に籠らせることが大切なのです。御札が見えるようではどうかと思います。
扉は上にスライドします。

神様や仏様の御札、仏像を納入することを想定していますので、箱の底には底板を一枚敷いてあります。

ちょっとしたことですが、御札を祀る時は、我が家に神様をお招きするという気持ちが肝要です。底板を敷くのはそういう意味合いも含まれます。

底板は外れます。
この箱の良い所は、別注なので、御札の大きさに合わせて箱を作れることです。
お値段ですが、Aさんの御札箱の場合、高さ37.7cm、幅9.3cm、奥行7.9cmで8,800円でした。
桐材は箱の面積で値段が変わります。この箱より小さい場合は値段が安くなります。
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2022-10-26
◆繰り出し位牌と浄土真宗
父が亡くなり、1年と3か月が過ぎました。最近、母から家のそんなに大きくない仏壇の中にある、古い位牌をどうしようと相談を受けました。位牌は全部で三つあり、一つが普通の漆塗りの位牌。後の二つは観音開きの扉がついた繰り出し位牌というものです。

(フリー画像です)
扉を開けると、中に板が何枚も入っていて、故人の法名が書かれています。
うちの場合、一つは私の曾祖父、もう一つは曾祖母の法名が書かれていました。どちらも50年の節目の法要は終わっています。もう一つの位牌はいわゆる普通の黒塗りの小さい位牌で、これは父の兄のものです。3歳で病気のため亡くなったと聞きました。
仏壇の中もごちゃごちゃしてきたので、檀家寺に相談することにしました。電話をし、位牌を全部持っていくことになりました。
檀家寺の和尚さんから教えて頂いたこと、気づいたことを纏めますと・・・
①通常の位牌、繰り出し位牌は浄土真宗では用いない。
②しかし愛知県(特に三河方面)と新潟の浄土真宗の門徒には、何故か繰り出し位牌がある。
③浄土真宗は位牌の代わりに小さな掛軸状の「法名軸」がある。
④繰り出し位牌の中にある板は依り代になる。
というものです。
家にあった三つの位牌は檀家寺さんが回収することになり、代わりに祖父母、父の兄、父の連名を書いた法名軸を一つ作ることになりました。
①について、浄土真宗には位牌が無いというのは、これはお盆をやらない、先祖供養という概念がないからでしょう。浄土真宗の門徒は死んだら必ず阿弥陀如来がいる極楽に行くので、この世には留まらない。帰ってくることもない。だから位牌はないということです。
④の繰り出し位牌の中に板がありますが、これが先祖の依り代になるというのはなるほどでした。寺社で分けてもらう御札的な発想です。どちらかというと神道的な発想が近いでしょうか?繰り出し位牌はそれを祀る家専用の御札、先祖神と繋がる為のものという解釈になります。
浄土真宗には無いわけですね。
位牌と繰り出し位牌、この二つを先祖をお参りする信仰の対象として観た場合、後者の方がより強いお参り対象になるでしょう。何故なら、先祖の霊力が籠った板を厨子という箱に密閉するからです。
御札に手を合わせる際も、御札を神棚に入れる場合と、御札をそのまま立てかけた場合とでは、より強くなるのは前者だと思います。神棚の扉は開けたままの方もたまにみえますが、あれは閉めた方が良いです。
浄土真宗の教えは調べると他宗とは結構考え方が違います。およそ殆どの仏教宗派の仏壇にあるであろう位牌がないのですから。
しかし、その位牌がいらない浄土真宗の中にも、愛知県(特に三河)と新潟県だけ繰り出し位牌があるというのは興味深いです。愛知の三河に多いというのは心当たりがありますが、新潟はどういう理屈なんでしょうか?その辺も調べてみると面白そうです。
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(フリー画像です)
扉を開けると、中に板が何枚も入っていて、故人の法名が書かれています。
うちの場合、一つは私の曾祖父、もう一つは曾祖母の法名が書かれていました。どちらも50年の節目の法要は終わっています。もう一つの位牌はいわゆる普通の黒塗りの小さい位牌で、これは父の兄のものです。3歳で病気のため亡くなったと聞きました。
仏壇の中もごちゃごちゃしてきたので、檀家寺に相談することにしました。電話をし、位牌を全部持っていくことになりました。
檀家寺の和尚さんから教えて頂いたこと、気づいたことを纏めますと・・・
①通常の位牌、繰り出し位牌は浄土真宗では用いない。
②しかし愛知県(特に三河方面)と新潟の浄土真宗の門徒には、何故か繰り出し位牌がある。
③浄土真宗は位牌の代わりに小さな掛軸状の「法名軸」がある。
④繰り出し位牌の中にある板は依り代になる。
というものです。
家にあった三つの位牌は檀家寺さんが回収することになり、代わりに祖父母、父の兄、父の連名を書いた法名軸を一つ作ることになりました。
①について、浄土真宗には位牌が無いというのは、これはお盆をやらない、先祖供養という概念がないからでしょう。浄土真宗の門徒は死んだら必ず阿弥陀如来がいる極楽に行くので、この世には留まらない。帰ってくることもない。だから位牌はないということです。
④の繰り出し位牌の中に板がありますが、これが先祖の依り代になるというのはなるほどでした。寺社で分けてもらう御札的な発想です。どちらかというと神道的な発想が近いでしょうか?繰り出し位牌はそれを祀る家専用の御札、先祖神と繋がる為のものという解釈になります。
浄土真宗には無いわけですね。
位牌と繰り出し位牌、この二つを先祖をお参りする信仰の対象として観た場合、後者の方がより強いお参り対象になるでしょう。何故なら、先祖の霊力が籠った板を厨子という箱に密閉するからです。
御札に手を合わせる際も、御札を神棚に入れる場合と、御札をそのまま立てかけた場合とでは、より強くなるのは前者だと思います。神棚の扉は開けたままの方もたまにみえますが、あれは閉めた方が良いです。
浄土真宗の教えは調べると他宗とは結構考え方が違います。およそ殆どの仏教宗派の仏壇にあるであろう位牌がないのですから。
しかし、その位牌がいらない浄土真宗の中にも、愛知県(特に三河)と新潟県だけ繰り出し位牌があるというのは興味深いです。愛知の三河に多いというのは心当たりがありますが、新潟はどういう理屈なんでしょうか?その辺も調べてみると面白そうです。
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2022-10-20
◆百済寺
2022年10月16日、家族で滋賀県にある百済寺(ひゃくさいじ)に参拝に行きました。
百済寺の秘仏、十一面観世音菩薩像が御開帳されたからです。
私は昔、父と二人で参拝に行きました。今回は初めて訪れる妻と娘と一緒です。前回の御開帳は湖東三山と呼ばれる三か所のお寺、百済寺、西明寺、金剛輪寺が何かの記念で一斉開帳されました。今回は聖徳太子千四百年御聖忌で御開帳されたようです。
こういう何かの記念ではないかぎり、原則御開帳は住職一代限りとのことでした。

釈迦山百済寺は、飛鳥時代、推古14年(606)に聖徳太子の勅願によって開かれた近江最古の仏教寺院。後に天台宗となります。長い歴史の中で、幾度か戦乱や厄災により本堂は度々焼失したそうです。

百済寺はお庭も見事です。
鯉にエサをあげれますが、沢山集まってくるので最初は驚きました。

さて、秘仏の十一面観世音菩薩像ですが、お寺のHPにはこうありました。

昔、聖徳太子が、八日市の太郎坊山の麓に宿をとられた時、毎夕方に東の山中に瑞光(妙光)をご覧になられた。
不思議に思われた太子が翌朝、山中に分け入られると光湧の場所には幹の上半分が切り取られた大木が立っていた。
この大木の周りには、たくさんの山猿が果物を供えて礼拝している。
太子はその光景を見られて、この杉の大樹こそ聖木であると感ぜられ、この大木を生えたまま、観世音菩薩像を作り上げるよう指示され、第一刀を入刀された。
この観世音は根の付いた大樹であることから「植木観音」と呼ばれ、上半分の幹は百済の龍雲寺で東向きに安置された「十一面観音」となり、西向きの「植木観音」が相向き合った「同木二体の観音さま」となりました。
まず興味深いなと思えた個所は、「山に瑞光があり、その場所へ行くと上半分が切り取られた杉の大木があった」とその大木を「猿が拝んでいた」というものです。既に最初の件で、尋常ではない霊木という事が分かります。神が宿っている木なのでしょう。
比叡山を守護している神社に日吉大社があります。日吉大社の神様の御眷属が猿の神様です。そう考えると、この場合の猿は野生の其れではなく神猿(まさる)という意味も出てくるかも。
そして霊木を見つけた聖徳太子は、「この大木を生えたまま、観世音菩薩像を作り上げるよう指示され、第一刀を入刀された」とあります。ここも興味深い記述です。木を切ってから仏像を彫るのではなく、生えた状態で仏像を彫ったのです。一番最初の状態は、仏像が地面に繋がったままで御堂が建ってたのかもしれません。
「この観世音は根の付いた大樹であることから『植木観音』と呼ばれた」とのこと。妻は寺社参拝時、御朱印帳を持ち歩いています。百済寺の御朱印を見せて貰ったら「植木観音」とありましたので、なんだこれはと思いましたが、そういうことでした。
実際の十一面観世音像の御姿は異形です。まっすぐの体躯、突き出た顔、太く長い腕。時代は奈良時代で一木作り。比べれば違うのでしょうが、どこか昔お参りした甚目寺観音の秘仏と似ているところがありました。どちらも異形の仏像です。像高は3.2メートルとあります(これ多分蓮華台も含めてだと思う)。
このブログを纏めるにあたり、朝日新聞の記事がありました。以下新聞記事より抜粋。
奈良時代以前の仏像は、仏教を伝えた中国の影響で銅造や塑造(そぞう)(粘土)が多い。木造は平安時代以降に盛んに造られるが、それ以前のものは飛鳥時代の法隆寺・百済(くだら)観音(国宝)など奈良が中心地だ。その後いったん廃れ、文化庁によると奈良時代の現存例は20~30体ほどしかないという。
百済寺の観音像は滋賀県で最古の木造仏とみられる。高さは、同時代の木造仏では安祥寺(あんしょうじ)(京都市山科区)の十一面観音立像(2・52メートル)に次ぎ最大級だ。
像の表面には、漆で接着した当初の金箔(きんぱく)が残り、保存状態が良い。一方で長身ながらも頭部が小さい特異な姿をし、正面の彫り具合は浅く、立体感が少ない。
こうした特徴から、造ったのは仏師ではなく、半専門的に仏像を造った僧侶(造仏僧)などとみられる。
なるほど、確かに都の腕の良い仏師というより、どこか素人っぽいところはあります。お坊さんが彫ったのかも。でもそれも含めてこの仏像の魅力になっていると思います。記事を読んで「奈良時代以前の木彫像と言うのは全国でも20~30体ほどしかない」というのも言われてみて「あっ、そうか」でした。確かに少ないです。
大きな十一面観音をお参りして、気になったのは足元が見えなかったことです。しかし、この朝日新聞の記事は全体像の写真入りだったので有難かったです。

ほんとに下まで真っすぐです。木そのものが観音になったかのよう。寺の縁起には書かれていなかったことが新聞記事で分かりました。それは・・・
「杉の大木の上半分が百済(くだら)(朝鮮半島の一国)の寺の仏像用に運び出されたことを知った太子が、根がついたままの下半分の木に観音像を刻んだという伝承だ。1573年に織田信長の焼き打ちに遭い、運んで逃げる際に台座が切断された」

・・・というものです。当初は仏像の蓮花台が根っこになっていたというのです。その姿を想像すると、完全に杉の霊木から仏が顕現された表現です。寺伝の通り、杉の霊木ありきの十一面観世音菩薩像です。
本堂付近にあった看板には、信長焼討の前日に難を逃れたこと、本堂から8キロ離れた場所へ僧侶たちが非難させたことなどが書いてあります。大きい仏像ですし、山の中なので移動するだけでも大変そうです。
昔の人の英断と行動力のお陰で、今こうして尊い御姿がお参り出来る訳です。誠に有難いことです。しかし、よく焼討の前日に避難できたなと思いました。それも含めて観音様の霊力なのでしょう。凄い話です。
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百済寺の秘仏、十一面観世音菩薩像が御開帳されたからです。
私は昔、父と二人で参拝に行きました。今回は初めて訪れる妻と娘と一緒です。前回の御開帳は湖東三山と呼ばれる三か所のお寺、百済寺、西明寺、金剛輪寺が何かの記念で一斉開帳されました。今回は聖徳太子千四百年御聖忌で御開帳されたようです。
こういう何かの記念ではないかぎり、原則御開帳は住職一代限りとのことでした。

釈迦山百済寺は、飛鳥時代、推古14年(606)に聖徳太子の勅願によって開かれた近江最古の仏教寺院。後に天台宗となります。長い歴史の中で、幾度か戦乱や厄災により本堂は度々焼失したそうです。

百済寺はお庭も見事です。
鯉にエサをあげれますが、沢山集まってくるので最初は驚きました。

さて、秘仏の十一面観世音菩薩像ですが、お寺のHPにはこうありました。

昔、聖徳太子が、八日市の太郎坊山の麓に宿をとられた時、毎夕方に東の山中に瑞光(妙光)をご覧になられた。
不思議に思われた太子が翌朝、山中に分け入られると光湧の場所には幹の上半分が切り取られた大木が立っていた。
この大木の周りには、たくさんの山猿が果物を供えて礼拝している。
太子はその光景を見られて、この杉の大樹こそ聖木であると感ぜられ、この大木を生えたまま、観世音菩薩像を作り上げるよう指示され、第一刀を入刀された。
この観世音は根の付いた大樹であることから「植木観音」と呼ばれ、上半分の幹は百済の龍雲寺で東向きに安置された「十一面観音」となり、西向きの「植木観音」が相向き合った「同木二体の観音さま」となりました。
まず興味深いなと思えた個所は、「山に瑞光があり、その場所へ行くと上半分が切り取られた杉の大木があった」とその大木を「猿が拝んでいた」というものです。既に最初の件で、尋常ではない霊木という事が分かります。神が宿っている木なのでしょう。
比叡山を守護している神社に日吉大社があります。日吉大社の神様の御眷属が猿の神様です。そう考えると、この場合の猿は野生の其れではなく神猿(まさる)という意味も出てくるかも。
そして霊木を見つけた聖徳太子は、「この大木を生えたまま、観世音菩薩像を作り上げるよう指示され、第一刀を入刀された」とあります。ここも興味深い記述です。木を切ってから仏像を彫るのではなく、生えた状態で仏像を彫ったのです。一番最初の状態は、仏像が地面に繋がったままで御堂が建ってたのかもしれません。
「この観世音は根の付いた大樹であることから『植木観音』と呼ばれた」とのこと。妻は寺社参拝時、御朱印帳を持ち歩いています。百済寺の御朱印を見せて貰ったら「植木観音」とありましたので、なんだこれはと思いましたが、そういうことでした。
実際の十一面観世音像の御姿は異形です。まっすぐの体躯、突き出た顔、太く長い腕。時代は奈良時代で一木作り。比べれば違うのでしょうが、どこか昔お参りした甚目寺観音の秘仏と似ているところがありました。どちらも異形の仏像です。像高は3.2メートルとあります(これ多分蓮華台も含めてだと思う)。
このブログを纏めるにあたり、朝日新聞の記事がありました。以下新聞記事より抜粋。
奈良時代以前の仏像は、仏教を伝えた中国の影響で銅造や塑造(そぞう)(粘土)が多い。木造は平安時代以降に盛んに造られるが、それ以前のものは飛鳥時代の法隆寺・百済(くだら)観音(国宝)など奈良が中心地だ。その後いったん廃れ、文化庁によると奈良時代の現存例は20~30体ほどしかないという。
百済寺の観音像は滋賀県で最古の木造仏とみられる。高さは、同時代の木造仏では安祥寺(あんしょうじ)(京都市山科区)の十一面観音立像(2・52メートル)に次ぎ最大級だ。
像の表面には、漆で接着した当初の金箔(きんぱく)が残り、保存状態が良い。一方で長身ながらも頭部が小さい特異な姿をし、正面の彫り具合は浅く、立体感が少ない。
こうした特徴から、造ったのは仏師ではなく、半専門的に仏像を造った僧侶(造仏僧)などとみられる。
なるほど、確かに都の腕の良い仏師というより、どこか素人っぽいところはあります。お坊さんが彫ったのかも。でもそれも含めてこの仏像の魅力になっていると思います。記事を読んで「奈良時代以前の木彫像と言うのは全国でも20~30体ほどしかない」というのも言われてみて「あっ、そうか」でした。確かに少ないです。
大きな十一面観音をお参りして、気になったのは足元が見えなかったことです。しかし、この朝日新聞の記事は全体像の写真入りだったので有難かったです。

ほんとに下まで真っすぐです。木そのものが観音になったかのよう。寺の縁起には書かれていなかったことが新聞記事で分かりました。それは・・・
「杉の大木の上半分が百済(くだら)(朝鮮半島の一国)の寺の仏像用に運び出されたことを知った太子が、根がついたままの下半分の木に観音像を刻んだという伝承だ。1573年に織田信長の焼き打ちに遭い、運んで逃げる際に台座が切断された」

・・・というものです。当初は仏像の蓮花台が根っこになっていたというのです。その姿を想像すると、完全に杉の霊木から仏が顕現された表現です。寺伝の通り、杉の霊木ありきの十一面観世音菩薩像です。
本堂付近にあった看板には、信長焼討の前日に難を逃れたこと、本堂から8キロ離れた場所へ僧侶たちが非難させたことなどが書いてあります。大きい仏像ですし、山の中なので移動するだけでも大変そうです。
昔の人の英断と行動力のお陰で、今こうして尊い御姿がお参り出来る訳です。誠に有難いことです。しかし、よく焼討の前日に避難できたなと思いました。それも含めて観音様の霊力なのでしょう。凄い話です。
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2022-10-11
◆霊符とは 第8回 五岳真形図の使い方
好評販売中の紅葉屋オリジナル掛軸「五岳真形図」。過去ブログでも霊符や五岳真形図について紹介してあります。
※霊符についての過去ブログはこちらまで
作品として家で掛けて楽しんでも良いですし、茶掛として表装してありますので茶会などでも使えます。
この掛軸は霊符を題材にしています。霊符とは道教であり、神仙思想であります。
例えば、大徳寺に代表されるような、仏教を題材にした言葉の掛軸をお抹茶では用いますが、これなら神仙思想をお抹茶の方に取り入れることも出来るのでは?と思います。
部屋で飾って楽しむ、お茶会に使う。
そういった使い方で楽しむのが基本ですが、ちょっと変わった使い方もあります。これは人を選びますので、やらなくても良いです。
それはこの掛軸の前に坐り、イメージをするというものです。
これは家にあった道教の本には載っていないことですが、五岳真形図の前で、山と湖と龍を瞑想するのです。
これ、実は父から教えてもらったやり方で、きちっとイメージが固まると五岳真形図掛軸から御神気が出てくるというものです。家の中がクリーンになるとのことでした。変なモノもいなくなると・・・。
父は生涯、観世音菩薩と稲荷神を信仰していました。このやり方は稲荷神から教えてもらったとのことです。
五岳真形図をお求めの方で、この方法を詳しく知りたいという方は、具体的なやり方を伝授致します。
追記
五岳真形図は特に何かを信仰するとかはありません。神道でも仏教でもないです。掛けておくだけでも意味があるそうです。

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※霊符についての過去ブログはこちらまで
作品として家で掛けて楽しんでも良いですし、茶掛として表装してありますので茶会などでも使えます。
この掛軸は霊符を題材にしています。霊符とは道教であり、神仙思想であります。
例えば、大徳寺に代表されるような、仏教を題材にした言葉の掛軸をお抹茶では用いますが、これなら神仙思想をお抹茶の方に取り入れることも出来るのでは?と思います。
部屋で飾って楽しむ、お茶会に使う。
そういった使い方で楽しむのが基本ですが、ちょっと変わった使い方もあります。これは人を選びますので、やらなくても良いです。
それはこの掛軸の前に坐り、イメージをするというものです。
これは家にあった道教の本には載っていないことですが、五岳真形図の前で、山と湖と龍を瞑想するのです。
これ、実は父から教えてもらったやり方で、きちっとイメージが固まると五岳真形図掛軸から御神気が出てくるというものです。家の中がクリーンになるとのことでした。変なモノもいなくなると・・・。
父は生涯、観世音菩薩と稲荷神を信仰していました。このやり方は稲荷神から教えてもらったとのことです。
五岳真形図をお求めの方で、この方法を詳しく知りたいという方は、具体的なやり方を伝授致します。
追記
五岳真形図は特に何かを信仰するとかはありません。神道でも仏教でもないです。掛けておくだけでも意味があるそうです。

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2022-10-08
◆コロナ・ワクチン関係の最新情報 良いのか?これで・・・。
厚生労働省のコロナワクチン副反応に関する、最新会議資料(2022/10/07)が出ましたので、最新の情報を含めて考察したいと思います。なるべく信憑性の高い情報を基にしております。
コロナに関する過去ブログはこちらに纏めてあります。
まず、最新のコロナワクチン副反応の数字です。
第85回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第14回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催) 資料
によりますとこうなります。(医療機関調べ)
コロナワクチン副反応数 34,828人
重篤(危篤)者数 7,828人
死亡者数 1,883人
そして子供の接種後の死亡者が出ました。11歳の子供です。
子供の副反応報告は119人、重篤者は30人です。死亡は2人です。
報道は新たなブースター接種が始まると、コロナの感染した後の病気を取り上げ、コロナはただの風邪ではないと煽っていますが、全人口の8割以上が2回以上接種していますので、コロナ後遺症の8割も接種済みかと思われます。それは言いませんが。
死亡者に関する資料は、リンク先 資料1-8 が死亡者を計算すると出てきます。
副反応数、重篤者数は資料1-1-1から計算すると出てきます。計算というのは累計が出ていないからです。
詳しくは過去ブログをご覧ください。
接種が続くたび、増えていっています。
年齢層も拡がっており、ついに生後6か月から努力義務になりました。
参考ニュースはこちら
このニュースによれば6か月の赤ちゃんから打つワクチンは、3回に分けて接種されるそうです。昨年3月から始まった新型コロナウィルスは特例承認です。接種当初からメディアでは「画期的な新薬、安全性は担保されているから大丈夫」と言われていましたが、そもそも特例承認とは、日本国内の審査では到底認可がおりないような代物です。そして通常必要な手続き(例えば動物実験、人間での治験。通常は数年かかるとも)は免除されています。データが乏しい訳ですから何が起こるか分からないということです。
特例承認に関する内容はこちらをどうぞ。
※参考サイトはこちら
コロナウィルスは弱毒化し、ほぼ風邪と変わらなくなっています。重症化する人もほとんどいません。それにもかかわらず、こんな何が起こるか分からない新薬を、生後6か月の赤ちゃんから打たせるのです。しかも3回もです。
一体どうしてこうなってしまったのか?
政権与党からはこの問題は一切出ていません。ワクチンもマスクもコロナの感染爆発には意味を成しませんでした。むしろワクチン副反応の方がはるかに大きな問題になっています。
そんな異常な状況に立ち上がった国会議員もいます。党派を超えた超党派議員連盟もできました。
※参考ニュースはこちら
ウクライナの問題、統一教会の問題、国葬、テレビを賑わすニュースはどれも重要です。しかし国民の命と健康を脅かしているこの問題は野放しです。
全国放送局では全くと言っていいほど扱っていません。名古屋のCBCテレビと兵庫県のサンテレビさんは頑張ってワクチン副反応の問題提起をしてくれています。
最近は長崎の地方テレビ局も取り上げてくれました。長崎県民の30代女性が1回接種で杖がないといけない生活になってしまったのです。
広島テレビさんでも、接種後に息子が亡くなったというお父さんを取り上げていました。
岸田総理は所信表明において、コロナ対策の中心は未だにワクチンだと言いました。
しかし、もうワクチンには残念ながら、感染予防効果もなければ重症化を防ぐ効果もないと思います。そもそもウィルスが弱毒化してますから。
※参考データサイトはこちら
むしろコロナワクチンを接種した方が免疫の低下、コロナに感染してもならない病気を多発しています。
※参考資料はこちら(接種後に現れた症状、病名のリストの現時点での最新版)
偏った情報が蔓延し、自分でほしい情報は調べないと出てきません。調べるとワクチンの意味不明さが際立ちます。
アメリカでも今後のブースター接種について、アンケートに答えた人たちの3分の2はもう打たないそうです。
※参考ニュースはこちら
変な日本語、「努力義務」は「強制」ではないです。赤ちゃんや子供は自分では判断できません。親たちが良く調べ、接種を回避してくれることを祈ります。

コロナに関する過去ブログはこちらに纏めてあります。
まず、最新のコロナワクチン副反応の数字です。
第85回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第14回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催) 資料
によりますとこうなります。(医療機関調べ)
コロナワクチン副反応数 34,828人
重篤(危篤)者数 7,828人
死亡者数 1,883人
そして子供の接種後の死亡者が出ました。11歳の子供です。
子供の副反応報告は119人、重篤者は30人です。死亡は2人です。
報道は新たなブースター接種が始まると、コロナの感染した後の病気を取り上げ、コロナはただの風邪ではないと煽っていますが、全人口の8割以上が2回以上接種していますので、コロナ後遺症の8割も接種済みかと思われます。それは言いませんが。
死亡者に関する資料は、リンク先 資料1-8 が死亡者を計算すると出てきます。
副反応数、重篤者数は資料1-1-1から計算すると出てきます。計算というのは累計が出ていないからです。
詳しくは過去ブログをご覧ください。
接種が続くたび、増えていっています。
年齢層も拡がっており、ついに生後6か月から努力義務になりました。
参考ニュースはこちら
このニュースによれば6か月の赤ちゃんから打つワクチンは、3回に分けて接種されるそうです。昨年3月から始まった新型コロナウィルスは特例承認です。接種当初からメディアでは「画期的な新薬、安全性は担保されているから大丈夫」と言われていましたが、そもそも特例承認とは、日本国内の審査では到底認可がおりないような代物です。そして通常必要な手続き(例えば動物実験、人間での治験。通常は数年かかるとも)は免除されています。データが乏しい訳ですから何が起こるか分からないということです。
特例承認に関する内容はこちらをどうぞ。
※参考サイトはこちら
コロナウィルスは弱毒化し、ほぼ風邪と変わらなくなっています。重症化する人もほとんどいません。それにもかかわらず、こんな何が起こるか分からない新薬を、生後6か月の赤ちゃんから打たせるのです。しかも3回もです。
一体どうしてこうなってしまったのか?
政権与党からはこの問題は一切出ていません。ワクチンもマスクもコロナの感染爆発には意味を成しませんでした。むしろワクチン副反応の方がはるかに大きな問題になっています。
そんな異常な状況に立ち上がった国会議員もいます。党派を超えた超党派議員連盟もできました。
※参考ニュースはこちら
ウクライナの問題、統一教会の問題、国葬、テレビを賑わすニュースはどれも重要です。しかし国民の命と健康を脅かしているこの問題は野放しです。
全国放送局では全くと言っていいほど扱っていません。名古屋のCBCテレビと兵庫県のサンテレビさんは頑張ってワクチン副反応の問題提起をしてくれています。
最近は長崎の地方テレビ局も取り上げてくれました。長崎県民の30代女性が1回接種で杖がないといけない生活になってしまったのです。
広島テレビさんでも、接種後に息子が亡くなったというお父さんを取り上げていました。
岸田総理は所信表明において、コロナ対策の中心は未だにワクチンだと言いました。
しかし、もうワクチンには残念ながら、感染予防効果もなければ重症化を防ぐ効果もないと思います。そもそもウィルスが弱毒化してますから。
※参考データサイトはこちら
むしろコロナワクチンを接種した方が免疫の低下、コロナに感染してもならない病気を多発しています。
※参考資料はこちら(接種後に現れた症状、病名のリストの現時点での最新版)
偏った情報が蔓延し、自分でほしい情報は調べないと出てきません。調べるとワクチンの意味不明さが際立ちます。
アメリカでも今後のブースター接種について、アンケートに答えた人たちの3分の2はもう打たないそうです。
※参考ニュースはこちら
変な日本語、「努力義務」は「強制」ではないです。赤ちゃんや子供は自分では判断できません。親たちが良く調べ、接種を回避してくれることを祈ります。

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