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主に寺社参拝を通しての気付・思ったことのお話

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紅葉屋呉服店:店主 加藤大幾

Author:紅葉屋呉服店:店主 加藤大幾
名古屋市内で呉服中心で古美術も扱っているお店をやっています。

主に趣味のお寺と神社の参拝を中心としたブログです。

◆紅葉屋呉服店
momijiyagohukuten.com

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◆霊符とは? 第5回 神農と蚩尤

前回で神農のことが出て参りました。黄帝の御先祖にあたる薬の神様です。「農」という文字があるように農業の神でもあります。今回のブログ趣旨は霊符についてのものですが、調べている内に神農と蚩尤について興味が出てきたので、少し脱線します。黄帝の御先祖にあたるのが神農です。手元の資料によれば古代中国の最も有名な皇帝の一人で漢方薬の祖とあります。実際にいた人なのか?それとも神様なのか?死んでから神となったのか...
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◆霊符とは?第4回 黄帝(こうてい)

霊符とは? 第二回で、黄帝という人物が出てきました。中国の伝説的な皇帝です。今回は黄帝についてもう少し掘り下げたいと思います。黄帝は神農(しんのう)の後裔です。神農とは道教に登場する薬の神様です。炎帝とも呼ばれます。今日でも東洋医学で御世話になっている人も多いであろう漢方薬の神様と言っても良いでしょう。黄帝はその神農から数えて8代目の子孫にあたります。 第二回でも述べましたが、黄帝は蚩尤(しゆう)...
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◆霊符とは? 第3回  出土例

霊符の「霊」とは神霊、あるいは霊妙という意味があり、「符」は竹冠がついていることから分かるように、元々は「竹製の割符」のことを言いました。 古代中国の人々は記号を記した竹片を割って半分ずつ持ち、事があるとその半片を合わせ、お互いが約束を交わした印としました。 「史記」によれば、古くは戦国時代(紀元前403年~前221年)に診陵君という人物が、虎符(兵符)を使って趙を救ったという話があります。この虎符とい...
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◆伊勢志摩 潮仏

家族で伊勢神宮に参拝に行きました。この日の行程は、伊勢神宮(内宮)参拝→伊勢志摩の海女小屋で食事→真珠の養殖場で真珠取り出し体験という流れでした。 昼食後、真珠の養殖場見学の予約時間まで、一時間ほど空いたので近くにお寺とか神社とかないかと探して見つけたのが潮仏と呼ばれる場所でした。 真珠の養殖場からもそんなに離れていなかったので、ここへお参りに行くことになりました。ナビが示した場所は、かなり狭そうな...
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◆霊符とは? 第2回 生まれた背景

道教は中国独自の宗教です。宗教であれば、そこには様々な神々が登場します。道教も然りです。 道教に登場する神々の中で、至高の神と言われているのが玉皇大帝(ぎょっこうたいてい)です。 日本の神仏習合のように、道教の神様もあっちの神様が、実はこっちの神様と同体というように、少々ややこしいところがあります。例えば、玉皇大帝は至高の神という位置づけですが、道教における最高神は三清という三人(?)の神様です。...
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◆霊符とは? 第1回 道教について

神社やお寺で分けて頂く御札。主に御祈祷をしてくれるお寺には魔除けの御札があったり、自分で家でお参りするための御札があったりします。 神社で頂ける、その神社で祀られている神様の御札、お寺で頂ける仏様の御札・・・。御札の歴史を調べると、もともと神道や仏教には御札的なものは無かったように思えます。日本の場合、陰陽道がそのルーツであるようです。  陰陽道のルーツを辿ると中国の道教に行き着きます。中国独自の...
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