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2022-05-28

◆お鈴の鳴らし方 (玉圓尼和尚の笈逗子公開中)

玉圓尼の笈厨子②


家でお祭りしている玉圓尼和尚の笈逗子。毎日どこかの時間で般若心経をあげておりますが、最近「そういえばお鈴がないよな」と思い、仏具屋さんへお鈴を買いに行きました。

 
逗子の大きさを考えて、大き過ぎず、小さ過ぎずのサイズで探しました。仏具屋さんに逗子を持っていけば丁度良いサイズを探せますが、持ち運びするのも怖いので現地でカンで決めることに・・・。


店員さんに尋ねると、欲しかったタイプのお鈴の中で見ていくと、どうもすずの含有量で値段が変わるようでした。いくつかの中で、候補はすずの含有量の多い方と、少ない方の二つのどちらかが残りました。


後は鳴らしてみて、音で決めることにしました。


その際、店員さんが鳴らしてくれましたが、私はお鈴の鳴らし方があると知りました。



私は今まで、お鈴を鳴らすときはお鈴の上から垂直に鈴棒をおろしていました。叩くところはお鈴を真上から見た場合、一番淵の円の部分です。


おりん①



半世紀近くこのような叩き方をしてお参りしていましたが、仏具屋さんが言うには横から叩く方が良いとのこと。


おりん②


うちの家族は父も祖父も全員上からたたいていたので、これが普通だと思い、疑いもしてなかったです。


聞き比べて違いが分かりましたが、確かに横から叩いた方が音が綺麗に聞こえました。


また、すずの含有量が多い方が、音が澄んでいました。明らかに違います。


手ごろな値段のお鈴の場合、そんなに違いはないだろうと思っていましたが、材質と大きさ、叩き方で聞こえる音が全然違いますね。勉強になりました。


2021年の企画展は、コロナ禍と父が亡くなったことによる慌ただしさも重なりまして、大変ドタバタしておりました。2022年になり、このブログをしたためている現在(5月27日)、コロナ禍もだんだん落ち着いたとは言え、まだまだコロナ前というようにはなっておりません。世界では戦争も継続中です。

 
ですので、玉圓尼和尚の137年振りの秘仏公開は、今年も継続して行うことにしました。ご興味のある方は、ぜひ一度お出かけくださいませ。


詳細はこちらまで


紅葉屋呉服店 店主




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プロフィール

紅葉屋呉服店:店主 加藤大幾

Author:紅葉屋呉服店:店主 加藤大幾
名古屋市内で呉服中心で古美術も扱っているお店をやっています。

主に趣味のお寺と神社の参拝を中心としたブログです。

◆紅葉屋呉服店
momijiyagohukuten.com

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