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主に寺社参拝を通しての気付・思ったことのお話

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紅葉屋呉服店:店主 加藤大幾

Author:紅葉屋呉服店:店主 加藤大幾
名古屋市内で呉服中心で古美術も扱っているお店をやっています。

主に趣味のお寺と神社の参拝を中心としたブログです。

◆紅葉屋呉服店
momijiyagohukuten.com

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◆地獄の鬼について調べてみた。「役鬼」

前回のブログで牛頭鬼と馬頭鬼について調べました。地獄の鬼達を一括りに言うと「獄卒鬼(ごくそつき)」と言いますが、この獄卒鬼は大まかに分けると「役鬼(えんき)」と「羅刹(らせつ)」になるようです。  羅刹は元々地上にいて人に害をなしていた悪鬼の類、役鬼は閻魔大王の忠実な家来とされています。役鬼は羅刹や夜叉が原型のようですが、今日では仏教に出てくる地獄世界の住人という立ち位置のようです。閻魔大王の家来...
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◆地獄の鬼について調べてみた。

地獄の住人には極卒鬼という鬼の一族がいますが、その極卒鬼達のリーダーと目されているのが牛頭鬼(ごずき)、馬頭鬼(めずき)です。その名の通り頭が牛の鬼と、頭が馬の鬼です。かなり凶暴な鬼のようです。牛頭鬼は女版の牛頭女(ごずめ)もいます。地獄の鬼なので、堕ちた亡者をいたぶるのがお仕事ですが、人の世界にもたまに現れることがあるようです。今昔物語の17巻にこの牛頭鬼のお話がありました。ある夜、老若二人の僧侶...
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◆地獄道について調べてみた。 

六道世界の最後は地獄です。六道世界の描写で、一番強烈なのがここです。人道の中の私達人間が住む世界が瞻部州(せんぶしゅう)ですが、その地下にあるのが地獄です。49日の裁判が終わり、生前の行いにって六道のどこかに転生する訳ですが、仏教的に見て「酷い行い」をした者が落ちる世界が地獄です。  地獄は複数ありますが、有名なのは八大地獄と呼ばれる世界です。人道の下にある八大地獄は八層に分かれており、下に行くほど...
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◆餓鬼道について調べてみた。

六道において最も苦しい世界が地獄ですが、餓鬼道はその次に苦しい世界のようです。その名の通り餓えた鬼の世界です。地獄というのは落ちた人間を只管責める存在がありますが、餓鬼道では「欲しいものが手に入らない」という苦しみにさいなまれます。餓鬼とはとにかく餓えているものが落ちる世界です。餓鬼の寿命は人間の時間に換算すると1万5000年に相当するようです。餓鬼会を統べるのは閻魔大王です。一言で餓鬼と言っても諸説...
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◆畜生道について調べてみた・・・からの飼い猫の話。

今回は畜生道について調べてみました。 天道、人道、阿修羅道、畜生道、餓鬼道、地獄道の中で、人道以外で唯一認識出来るのが畜生道です。身近なところですと犬や猫のペットでしょうか。  畜生道に生きるものは、犬猫に限らず、家畜と云われる牛や豚、鶏はもちろん、鳥類、獣類、虫類なども入ります。手元の資料にはなかったですが、 おそらく魚類もこれに含まれるかと思います。 仏教では、人であった時の生き方によっては、...
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◆修羅道を調べてみた。

人道の上には天道があり、人道の下には修羅道がります。私も修羅道という言葉は聞いたことがあるものの、詳しく聞かれると良く分かりません。調べてみると、仏教世界にある須弥山と持双山(じそうせん)に挟まれた海の底にある世界が修羅道とありました。水深18万キロだそうです。 修羅と言えば、興福寺にある国宝阿修羅像を思い浮かべます。修羅世界の王が阿修羅であると思っていましたが、修羅世界は四つに分かれており、それぞ...
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◆天部について調べてみた。

過去ブログでご利益の話をちょっとだけしましたが、天道(天界)に住む天部は人気があります。例えば愛知県の豊川稲荷は、全国的に有名なお稲荷さんですが、お寺の本尊ではありません。豊川稲荷の本尊は千手観音です。あまりの人気で千手観音を守る役目のお稲荷さんが、本尊よりも大きなお堂に祀られています。天道の様子を調べて見ると、どうしてご利益が強いのか再確認できました。天道に住む神々を天部と言いますが、「天」は梵...
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