2022-02-28
◆天道(天界)を調べてみました。 その4
六欲天の上にも天界は続きます。
欲界の上には色界、無色界があります。この三つは三界と言います。
欲界は淫欲や食欲を持った者が生きる世界。
色界は欲望は脱したが、肉体だけを残した世界。
無色界は物質が消え純粋精神だけの世界。
とありました。少々ややこしいですが、三界の内の色界は十七天があります。(色界が17つに分かれている)
十七天は下から初禅、二禅、三禅、四禅という分け方になっています。
初禅は三天、二禅も三天、三禅も三天あるとありました。手元の資料には無かったですが四禅が八天という計算になるかと思います。
このような色界ですが、色界の一番上が色究竟天(しきくうぎょてん)という名の天(界)ですが、色究竟天の別名は有頂天でした。
初禅は三天、即ち「梵衆天(ぼんしゅうてん)」「梵輔天(ぼんぼんてん)」「大梵天(だいぼんてん)」に分かれておりますが、この中で有名な天部は、大梵天に住まう「梵天様」ですね。
今日、一般人でもその気になれば触れることが出来る、釈尊の教え「仏教」は、梵天様なくしては人界に知れ渡ることはなかったようです。というのも釈尊が菩提樹の下で悟りを開いた時、「どうか衆生のために真理を説いてください」とお願いしたのが梵天様だからです。
また古代インドの言語たるサンスクリット語のことを梵語と言ったり、密教で仏様を表す文字を梵字というのは、どちらも梵天様が考えたと知りました。だから梵と言う字が入ってたのか。
仏教に数多く登場する天部(神々)の皆さんは、天界の各階層にそれぞれ分かれて住んでいることが分かりました。
梵天様は結婚しており、奥様に当たる天部が弁才天です。天部の中でも弁才天は、相当高い位置に住んでいるのだなと知りました。
弁天様を信仰している人、よくお参りに行くという人は梵天様もお参りに行くと良いかもしれませんね。ただ梵天様を祀っているお寺と言うととても少ないとは思います。

参考文献
ひと目でわかる 現代人のための仏教知識百科 監修/ひろさちや 主婦と生活社
仏尊のご利益功徳事典 大森義成著 学研
紅葉屋はこちらまで
欲界の上には色界、無色界があります。この三つは三界と言います。
欲界は淫欲や食欲を持った者が生きる世界。
色界は欲望は脱したが、肉体だけを残した世界。
無色界は物質が消え純粋精神だけの世界。
とありました。少々ややこしいですが、三界の内の色界は十七天があります。(色界が17つに分かれている)
十七天は下から初禅、二禅、三禅、四禅という分け方になっています。
初禅は三天、二禅も三天、三禅も三天あるとありました。手元の資料には無かったですが四禅が八天という計算になるかと思います。
このような色界ですが、色界の一番上が色究竟天(しきくうぎょてん)という名の天(界)ですが、色究竟天の別名は有頂天でした。
初禅は三天、即ち「梵衆天(ぼんしゅうてん)」「梵輔天(ぼんぼんてん)」「大梵天(だいぼんてん)」に分かれておりますが、この中で有名な天部は、大梵天に住まう「梵天様」ですね。
今日、一般人でもその気になれば触れることが出来る、釈尊の教え「仏教」は、梵天様なくしては人界に知れ渡ることはなかったようです。というのも釈尊が菩提樹の下で悟りを開いた時、「どうか衆生のために真理を説いてください」とお願いしたのが梵天様だからです。
また古代インドの言語たるサンスクリット語のことを梵語と言ったり、密教で仏様を表す文字を梵字というのは、どちらも梵天様が考えたと知りました。だから梵と言う字が入ってたのか。
仏教に数多く登場する天部(神々)の皆さんは、天界の各階層にそれぞれ分かれて住んでいることが分かりました。
梵天様は結婚しており、奥様に当たる天部が弁才天です。天部の中でも弁才天は、相当高い位置に住んでいるのだなと知りました。
弁天様を信仰している人、よくお参りに行くという人は梵天様もお参りに行くと良いかもしれませんね。ただ梵天様を祀っているお寺と言うととても少ないとは思います。

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2022-02-24
◆天道(天界)を調べてみました。 その3
帝釈天が治める須弥山の頂上、忉利天。
ここから先の天は、須弥山の上空になりますが、まずは見てみますと四つの天があります。夜摩(やま)天、兜率(とそつ)天、楽変化(らくへんげ)天、他化自在(たけじざい)天です。
忉利天のすぐ上の天が夜摩天です。夜摩とはインドの言葉でヤマ、ヤーマを漢字にしたものですが、ヤマとは閻魔大王のことです。閻魔大王は帝釈天より上の世界にいたのだと知りました。
調べていてちょっとややこしかったですが、閻魔大王は宗派によってその姿は違うと分かりました。唐の時代の菅服を着ている裁判官の姿をしている閻魔大王が有名かと思いますが、密教に出てくる閻魔大王は、「焔魔天(えんまてん)」とか「閻魔天」と呼ばれ姿も全然違っていました。
閻魔天の姿は官服姿ではなく、黄牛に乗ってインド様式の条帛(じょうはく)を纏い、手に先っぽに人の頭がついた杖を持っている姿です。京都の醍醐寺にお祭りされているようですが、仏像としての閻魔天は珍しいかと思います。
夜摩天の上にあるのが兜率天です。仏教の開祖である釈尊はこの兜率天に住んでいたとありましたので、この世界から何度も転生を繰り返し、人間、ゴータマシッダールタとして生まれ変わって来たのでしょう。兜率天には弥勒菩薩がいらっしゃいます。兜率天の1日は人間の400年だそうです。朝起きて昼頃には人間の一生が終わってそうです。
仏教を哲学と考えている学者とかの話を聞くと、人間、釈迦が説いた教えなので後から出てきた様々なお経は怪しいという話がありました。そういった学者の説にのっとりますと、日本に伝わった仏教(大乗仏教)は全部インチキと言う話になりますが、そもそも神仏の存在を信じていないとこういう結論になってしまうのでしょう。仏教を哲学で一括りにする学者の意見は乱暴だと思います。
先に仏があり、神があり、人間に伝える時を見計らって仏様が人界に釈迦を転生させたと私は思っています。
兜率天の上は、楽変化天です。この天に生まれたものは自ら楽しい境遇をつくり楽しみ、人間でいう800年が1日という計算で8000年生きるそうです。気が遠くなりますね。
楽変化天の上が他化自在天です。意味は「他の下位の天で楽しみを成すを見て、それを借りて楽しむ」天です。
人(他の天)の楽しみをみて我がものとするという、達観したと言うか高尚な境地に立っている感じがします。上に行くほど欲とかがだんだん離れて行くのでしょう。他化自在天の寿命は92億1600万年だそうです。地球の年齢よりもずっと多いですね。人間の時間かどうかは分かりませんが。
以上の六天を纏めて「六欲天」と呼びます。欲の字がつくのは天人(神もか)でも下層に生きるものは、他の五道(人道、修羅道、畜生道、餓鬼道、地獄道)に生きるものの同じように性欲や食欲があるからと云われています。やはり感情とかもありそうですね。
天部の世界も調べてみると知らないことばかりでした。更に天には、まだまだ上がありました。

※紅葉屋呉服店はこちらまで
参考文献
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ここから先の天は、須弥山の上空になりますが、まずは見てみますと四つの天があります。夜摩(やま)天、兜率(とそつ)天、楽変化(らくへんげ)天、他化自在(たけじざい)天です。
忉利天のすぐ上の天が夜摩天です。夜摩とはインドの言葉でヤマ、ヤーマを漢字にしたものですが、ヤマとは閻魔大王のことです。閻魔大王は帝釈天より上の世界にいたのだと知りました。
調べていてちょっとややこしかったですが、閻魔大王は宗派によってその姿は違うと分かりました。唐の時代の菅服を着ている裁判官の姿をしている閻魔大王が有名かと思いますが、密教に出てくる閻魔大王は、「焔魔天(えんまてん)」とか「閻魔天」と呼ばれ姿も全然違っていました。
閻魔天の姿は官服姿ではなく、黄牛に乗ってインド様式の条帛(じょうはく)を纏い、手に先っぽに人の頭がついた杖を持っている姿です。京都の醍醐寺にお祭りされているようですが、仏像としての閻魔天は珍しいかと思います。
夜摩天の上にあるのが兜率天です。仏教の開祖である釈尊はこの兜率天に住んでいたとありましたので、この世界から何度も転生を繰り返し、人間、ゴータマシッダールタとして生まれ変わって来たのでしょう。兜率天には弥勒菩薩がいらっしゃいます。兜率天の1日は人間の400年だそうです。朝起きて昼頃には人間の一生が終わってそうです。
仏教を哲学と考えている学者とかの話を聞くと、人間、釈迦が説いた教えなので後から出てきた様々なお経は怪しいという話がありました。そういった学者の説にのっとりますと、日本に伝わった仏教(大乗仏教)は全部インチキと言う話になりますが、そもそも神仏の存在を信じていないとこういう結論になってしまうのでしょう。仏教を哲学で一括りにする学者の意見は乱暴だと思います。
先に仏があり、神があり、人間に伝える時を見計らって仏様が人界に釈迦を転生させたと私は思っています。
兜率天の上は、楽変化天です。この天に生まれたものは自ら楽しい境遇をつくり楽しみ、人間でいう800年が1日という計算で8000年生きるそうです。気が遠くなりますね。
楽変化天の上が他化自在天です。意味は「他の下位の天で楽しみを成すを見て、それを借りて楽しむ」天です。
人(他の天)の楽しみをみて我がものとするという、達観したと言うか高尚な境地に立っている感じがします。上に行くほど欲とかがだんだん離れて行くのでしょう。他化自在天の寿命は92億1600万年だそうです。地球の年齢よりもずっと多いですね。人間の時間かどうかは分かりませんが。
以上の六天を纏めて「六欲天」と呼びます。欲の字がつくのは天人(神もか)でも下層に生きるものは、他の五道(人道、修羅道、畜生道、餓鬼道、地獄道)に生きるものの同じように性欲や食欲があるからと云われています。やはり感情とかもありそうですね。
天部の世界も調べてみると知らないことばかりでした。更に天には、まだまだ上がありました。

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2022-02-22
◆天道(天界)を調べてみました。 その2
前回のブログの続きです。
四天王たちが住む下天の上にあるのが忉利天(とうりてん)です。これは須弥山の頂上にあります。忉利天には帝釈天をリーダーとする三十三天が住んでいます。寿命は三千六百万年と言われています。天界も上に行くほど寿命が延びるようです。
仏教に出てくる神々は寿命があるというのが興味深いです。帝釈天をはじめとする三十三天のお仕事は、釈尊を守護し仏道修行者を守ることです。
帝釈天は東京葛飾柴又の題経寺が有名です。映画「男はつらいよ」の寅さんの口上ですね。
帝釈天はもともとインドの神様で、「シャクロー・デーバーム・インドラ」と呼ばれます。インドラは「帝」という意味です。シャクロームと頭の音を「釈」として帝釈天と呼ぶそうです。
その姿は黄金の戦車、あるいは象に乗り金剛杵を手にしています。阿修羅の軍勢を退けた軍神で雨水を地上に恵み、大智を潤す豊穣神としての一面もあります。
帝釈天の住まいは喜見城(きけんじょう:善見城とも)を居城とし、忉利天を支配しています。忉利天の下にいる四天王は、帝釈天の命によってこの世に出動し、人々の善行、悪行の一切を帝釈天に報告するそうです。四天王にはそんな役目もあったのかと知りました。
帝釈天は時代によってイメージがまちまちで、様々な話があります。
変わった所では、女癖が悪すぎて恨みをかい、呪いを掛けられ全身に千の女性器が出来てしまったという話がありました。流石にこれは帝釈天も反省し、苦しい仏道修行の末、千の女性器を千の目に変えたというのもありました。故に千眼天とも云われるそうです。
千個の目があると、どう凄いのかなと一瞬考えましたが、天部よりもまたはるか上にいる菩薩の千手観音は、千本の手にそれぞれ目があると言われていますので、千の目が出来たというのは、そんな千手観音に近いような力を手に入れたということなのかな?と思います。

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参考文献
密教の本 学研
ひと目でわかる 現代人のための仏教知識百科 監修/ひろさちや 主婦と生活社
四天王たちが住む下天の上にあるのが忉利天(とうりてん)です。これは須弥山の頂上にあります。忉利天には帝釈天をリーダーとする三十三天が住んでいます。寿命は三千六百万年と言われています。天界も上に行くほど寿命が延びるようです。
仏教に出てくる神々は寿命があるというのが興味深いです。帝釈天をはじめとする三十三天のお仕事は、釈尊を守護し仏道修行者を守ることです。
帝釈天は東京葛飾柴又の題経寺が有名です。映画「男はつらいよ」の寅さんの口上ですね。
帝釈天はもともとインドの神様で、「シャクロー・デーバーム・インドラ」と呼ばれます。インドラは「帝」という意味です。シャクロームと頭の音を「釈」として帝釈天と呼ぶそうです。
その姿は黄金の戦車、あるいは象に乗り金剛杵を手にしています。阿修羅の軍勢を退けた軍神で雨水を地上に恵み、大智を潤す豊穣神としての一面もあります。
帝釈天の住まいは喜見城(きけんじょう:善見城とも)を居城とし、忉利天を支配しています。忉利天の下にいる四天王は、帝釈天の命によってこの世に出動し、人々の善行、悪行の一切を帝釈天に報告するそうです。四天王にはそんな役目もあったのかと知りました。
帝釈天は時代によってイメージがまちまちで、様々な話があります。
変わった所では、女癖が悪すぎて恨みをかい、呪いを掛けられ全身に千の女性器が出来てしまったという話がありました。流石にこれは帝釈天も反省し、苦しい仏道修行の末、千の女性器を千の目に変えたというのもありました。故に千眼天とも云われるそうです。
千個の目があると、どう凄いのかなと一瞬考えましたが、天部よりもまたはるか上にいる菩薩の千手観音は、千本の手にそれぞれ目があると言われていますので、千の目が出来たというのは、そんな千手観音に近いような力を手に入れたということなのかな?と思います。

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2022-02-18
◆天道(天界)を調べてみました。
仏教世界の中央にあるという桁外れに巨大な山、須弥山。
その須弥山の中腹から天道は始まります。天部と呼ばれる神々が住む世界です。中腹は地続きなので地居天(ぢごてん)で、須弥山の山上に浮いている天が空居天と云います。(天部についてはこちらを参照)
地居天は二つの天に分けられます。各層に分かれている天界で、一番下にある天界の下天。そして忉利天です。
織田信長が好んで舞ったと云う幸若舞「敦盛(あつもり)」。
「人間50年、下天の内を比ぶれば 夢幻の如くなり」で有名なあれですが、この中の下天が天界の一番下のこの天を指します。
人間の50年が下天の神々の一日に該当するそうです。下天の神々の寿命は900万年だそうです。
下天に住まう有名な天部が四天王です。須弥山の四方、東西南北を守る神々です。
東方・・・持国天
西方・・・広目天
南方・・・増長天
北方・・・多聞天(単尊で祀られる時は毘沙門天)
毘沙門天ほどの有名な天部が天界の最下層にいると知った時は、意外でした。もっと上の方にいるのかと思っていたからです。しかし、よくよく考えれば戦いの神々でもある四天王なので、天界全体や仏様を守る為に敢えてこの位置にいるのかなとも思います。それだけ強いということなのでしょう。

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その須弥山の中腹から天道は始まります。天部と呼ばれる神々が住む世界です。中腹は地続きなので地居天(ぢごてん)で、須弥山の山上に浮いている天が空居天と云います。(天部についてはこちらを参照)
地居天は二つの天に分けられます。各層に分かれている天界で、一番下にある天界の下天。そして忉利天です。
織田信長が好んで舞ったと云う幸若舞「敦盛(あつもり)」。
「人間50年、下天の内を比ぶれば 夢幻の如くなり」で有名なあれですが、この中の下天が天界の一番下のこの天を指します。
人間の50年が下天の神々の一日に該当するそうです。下天の神々の寿命は900万年だそうです。
下天に住まう有名な天部が四天王です。須弥山の四方、東西南北を守る神々です。
東方・・・持国天
西方・・・広目天
南方・・・増長天
北方・・・多聞天(単尊で祀られる時は毘沙門天)
毘沙門天ほどの有名な天部が天界の最下層にいると知った時は、意外でした。もっと上の方にいるのかと思っていたからです。しかし、よくよく考えれば戦いの神々でもある四天王なので、天界全体や仏様を守る為に敢えてこの位置にいるのかなとも思います。それだけ強いということなのでしょう。

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2022-02-07
◆人道(人間界)を調べてみました。
過去ブログに七人の裁判官という内容がありました。
四十九日目の裁判を終え、死者は六つの鳥居を選びます。各鳥居の先は六つの世界へと繋がっています。来世です。
この六つの世界は六道(りくどう)とも言います。
仏教世界では、この六つの世界の中心に須弥山(しゅみせん)という山があると考えられています。
須弥山は海抜8万由旬、水面下に8万由旬、合わせて16万由旬あるとされています。幅も8万由旬あります。
8万由旬とは距離にすると80万キロメートルだそうです。
この超巨大な山の周りに四つの州と九山八海があります。
4つの州は東西南北にそれぞれ配置されており、東は勝身州、西は牛貨州(ぎゅうかしゅう)、南は瞻部州(せんぶしゅう)、北は倶盧州(くるしゅう)となります。
仏教世界の六つの世界、六道とは天道、人道、修羅道、畜生道、餓鬼道、地獄道となります。
私達人間が住む世界が人道ですが、この人道に該当するのが四つの州です。
この私達人間が住んでいる世界が、須弥山南に位置する瞻部州です。
残りの三州も人道なので、こちらにも実は人間が住んでいますが、私達とは全然違う姿の人間でした。こんな感じです。
◎東の勝身州・・・身長4メートル、平均寿命が250才。
◎西の牛貨州・・・身長4メートル、平均寿命は500才。貨幣が牛!
◎北の倶盧州・・・身長16メートル!寿命は1000才。豊かな自然、物資にも恵まれる四州で一番素晴らしい州。
平均寿命が長いし、身長も大きいですね。倶盧州の人間はガンダムくらいありそうです。牛貨州は牛が貨幣代わりと言うのが凄いですね。私たちの世界ではキャッシュレスが進んでいますから、牛貨州でも牛のキャッシュレス化してるかも。いやしないと駄目ですね、牛は。
寿命が短い瞻部州に住む私達人間。一見不公平に見えますが、実は諸仏が現れるのは瞻部州だけだそうです。仏縁を頂いたり、お経を読んだりできる訳です。ここでしか学べないことが学べるということです。
瞻部州に人間として生まれることは、それだけで運が良いと言えそうです。

参考文献 ひと目でわかる 現代人のための仏教知識百科 監修/ひろさちや 主婦と生活社
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四十九日目の裁判を終え、死者は六つの鳥居を選びます。各鳥居の先は六つの世界へと繋がっています。来世です。
この六つの世界は六道(りくどう)とも言います。
仏教世界では、この六つの世界の中心に須弥山(しゅみせん)という山があると考えられています。
須弥山は海抜8万由旬、水面下に8万由旬、合わせて16万由旬あるとされています。幅も8万由旬あります。
8万由旬とは距離にすると80万キロメートルだそうです。
この超巨大な山の周りに四つの州と九山八海があります。
4つの州は東西南北にそれぞれ配置されており、東は勝身州、西は牛貨州(ぎゅうかしゅう)、南は瞻部州(せんぶしゅう)、北は倶盧州(くるしゅう)となります。
仏教世界の六つの世界、六道とは天道、人道、修羅道、畜生道、餓鬼道、地獄道となります。
私達人間が住む世界が人道ですが、この人道に該当するのが四つの州です。
この私達人間が住んでいる世界が、須弥山南に位置する瞻部州です。
残りの三州も人道なので、こちらにも実は人間が住んでいますが、私達とは全然違う姿の人間でした。こんな感じです。
◎東の勝身州・・・身長4メートル、平均寿命が250才。
◎西の牛貨州・・・身長4メートル、平均寿命は500才。貨幣が牛!
◎北の倶盧州・・・身長16メートル!寿命は1000才。豊かな自然、物資にも恵まれる四州で一番素晴らしい州。
平均寿命が長いし、身長も大きいですね。倶盧州の人間はガンダムくらいありそうです。牛貨州は牛が貨幣代わりと言うのが凄いですね。私たちの世界ではキャッシュレスが進んでいますから、牛貨州でも牛のキャッシュレス化してるかも。いやしないと駄目ですね、牛は。
寿命が短い瞻部州に住む私達人間。一見不公平に見えますが、実は諸仏が現れるのは瞻部州だけだそうです。仏縁を頂いたり、お経を読んだりできる訳です。ここでしか学べないことが学べるということです。
瞻部州に人間として生まれることは、それだけで運が良いと言えそうです。

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