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主に寺社参拝を通しての気付・思ったことのお話

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紅葉屋呉服店:店主 加藤大幾

Author:紅葉屋呉服店:店主 加藤大幾
名古屋市内で呉服中心で古美術も扱っているお店をやっています。

主に趣味のお寺と神社の参拝を中心としたブログです。

◆紅葉屋呉服店
momijiyagohukuten.com

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◆7人の裁判官

前々回のブログの続きです。三途の河を抜けると死者は6人の裁判官に裁かれます。三途の河を渡る前に秦広王という裁判官に裁かれていますから、計7人の裁判官に会うことになります。仏教のお葬式では、死後、最初の七日目を初七日と言い、次の七日目を二七日、その次の七日目を三七日というように、七日ごとに法要を行いますが、実はこの七日ごとの法要時、死者の国ではそれぞれの裁判官に裁かれていると知りました。それはこのよう...
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◆賽の河原

前回のブログで冥途の中で抜けてる所がありました。賽の河原です。賽の河原は三途の川のところにある河原のことです。あんまり興味の無い人でもどこかで聞いたことがあるかもしれませんが、賽の河原には子供が大勢います。子供たちは一生懸命小石を積んで塔を作っています。何故小石で塔を築いているのか?この行為はお布施をしているとありました。布施とは「与えること」という意味です。仏教的には僧に物や金を施す財施と、信者...
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◆死後はどうなる? (仏教世界の場合)

死後は一体どうなるのか?調べてみたら、仏教ではこのように考えられていました。死後、人間は中陰とよばれる世界に行きます。現世と来世の間だから「中」、現世の陽に対して死後は陰ということで、中陰となります。この中陰では死者は裁判をすることになります。やがて七人の裁判官に判決され、来世が決まります。その裁判に必要な期間が四十九日です。その間のことを「冥途の旅」と言います。冥途は死者が居つく場所ではなく、通...
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◆死後はどうなる?

当店のお客様の中には、父が少々変わった才能を持っていたことを良くご存知の方もいます。 父は晩年、まだ小さい私の娘に向けて、そうですね年齢で言えば中学生くらいになったら読んで欲しいという物語を遺しています。私も内容は詳しくは知りません。 少し本人から聞いた話によりますと、それは自分の葬式から始まる物語です。死後、地獄の牛頭鬼、馬頭鬼が父を迎えに来るけどそこに父はいなかったという話で始まるお話です。そ...
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◆現世利益を求めるなら 2

前回のブログを上げる際、こんな話を思い出しました。前回の話の補足です。お客様から聞いた話です。このとある女性、ご縁があり日本でも有名な大きなお寺の一角にある、弁天様を祀るお堂でお手伝いをされている方です。正確に言えば、この女性がそこの弁天堂で行われた法要に参加した際、お寺の方から聞いたお話です。仏様へのお願い事についてのものです。それは、「例えばお金儲けのお願いをする場合、そういった類の願いは明王...
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◆現世利益を求めるのなら

父から聞いた話。仏教世界には六道輪廻(りくどうりんね)という考え方があります。須弥山(しゅみせん)という山を中心とした世界があり、その中に六つの世界があるというものです。下からいきますと、地獄道があり、順に餓鬼道、畜生道、修羅道、人道、天道というように構成されています。今生きている人間の立場で考えますと、その人一代の生き方(なにをしたか、あるいはしなかった)によって、死後この六道の何処かに生まれ変...
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◆仏様の種類

お寺に祀られている仏像の種類は多岐に亘ります。数多くいらっしゃる仏様も、ランクというか階級のようなものがあります。詳しく話そうとすると纏める自信がないので仏様の世界を会社に例えてみたいと思います。会社には役職があります。◎社長、会社の代表これに相当するのが「如来」。釈迦如来・大日如来・薬師如来・阿弥陀如来などが有名。〇重役これに相当するのが「菩薩」。観世音菩薩・地蔵菩薩・普賢菩薩・文殊菩薩などが有...
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