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主に寺社参拝を通しての気付・思ったことのお話

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紅葉屋呉服店:店主 加藤大幾

Author:紅葉屋呉服店:店主 加藤大幾
名古屋市内で呉服中心で古美術も扱っているお店をやっています。

主に趣味のお寺と神社の参拝を中心としたブログです。

◆紅葉屋呉服店
momijiyagohukuten.com

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◆神仏習合について考える その3

時には恵みを、時には災厄を齎すのが日本の神様です。神様は、向き合った人間の態度、考え方、信仰心によっては、人を守って頂くこともあれば猛威を振るうこともあります。しかし、仏教の仏様は違います。仏様の場合は救済があるのです。仏教用語では「慈悲」と言います。慈悲とは仏や菩薩が世の人々に楽しみを与え、苦しみをとりのぞくという意。天台宗では慈母・慈父という言葉で例えました。「慈」を父親の「楽を与える」愛、「...
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◆神仏習合について考える その2

御神木に宿っている神様は、いったいどんな神様なのかは誰にも分からない・・・。こう結論付けたのは、神道の神様と仏教の仏様の違いがよく分かってからでした。日本の「神」という言葉を広辞苑で引くとこうあります。①人間を超越した威力を持つ、隠れた存在。人知を以てはかることの出来ぬ能力を持ち、人間に禍福を降すと考えられる威霊。人間が畏怖し、また信仰の対象とするもの。②日本の神話に登場する人格神。③最高の支配者。...
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◆神仏習合について考える  その1

前回のブログで、熊野那智大社にあった御神木潜りというのを、子供がやりたがっていたが止めさせたというのがありました。これについて今回はお話ししたいと思います。その前に「木を切ること」について少々寄り道します。こういう世界に興味を持たねば知らずに一生を終えていたと思いますが、木を切るという行為は大変注意せねばならないことです。私は客商売なので物を売る以外にも、いろいろな話をしたり、お客様から聞いたりし...
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◆熊野那智大社

熊野本宮大社の後は、熊野那智大社へ参拝に出かけました。こちらも初です。主祀神は伊弉冉尊(いざなみのみこと)です。熊野本宮大社と同じく、伊弉諾尊や天照大神、そして素戔嗚尊を祀っています。熊野本宮大社と違うのは、大己尊神と八咫烏が神として祀られていることです。こちらが拝殿。この場所に立った時、「あれ?」と思いました。神社で感じる雰囲気がしないのです。この時は何故そう思ったのか、理由はよく分かりませんで...
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◆熊野本宮大社 その3

熊野本宮大社の歴史を遡っていくと、一番最初の神名は「熊野巫大神(くまのにいますおおかみ)」という神様が出てきます。神社のHPから抜粋しますと・・・熊野坐大神の御鎮座の年代は文献に明白ではありませんが、神武東征以前には既に御鎮座になったと云われており、社殿は崇神天皇65年(紀元前33年)に創建されたと『皇年代略記』や『神社縁起』に記されています。奈良朝の頃より仏教を取り入れ、平安朝以後は仏化により「熊野権...
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