fc2ブログ

主に寺社参拝を通しての気付・思ったことのお話

プロフィール

紅葉屋呉服店:店主 加藤大幾

Author:紅葉屋呉服店:店主 加藤大幾
名古屋市内で呉服中心で古美術も扱っているお店をやっています。

主に趣味のお寺と神社の参拝を中心としたブログです。

◆紅葉屋呉服店
momijiyagohukuten.com

月別アーカイブ

FC2カウンター

ブロとも申請フォーム

0 コメント

◆日本のしきたり・第4回 節分

二月は和風月名で如月という。如月は衣更着とも言い、寒さのため着物を更に着込むという意味だそう。そんな二月の伝統的なしきたりが節分だ。元々は平安期に始まった、鬼を祓う儀式「追儺」から始まっていると云う。節分は旧暦で一年の始まりとされた立春の一日前にあたり、季節の変わり目には隙が出来、鬼が入るとされていた。江戸期に流行していた、年末から年始に行われる「なかきよの宝船の絵」を枕元に置いて寝る習慣もよく似...
記事の続きを読む
スポンサーサイト



0 コメント

◆日本のしきたり・第三回 正月について その3

お正月飾りの続き。今回は鏡餅について考えてみる。鏡餅の鏡とは、銅鏡のことだ。もっと言えば神社にある御神器としての鏡である。古代の銅鏡は、現代の鏡と違い、自分の身なりを写すものではなく神が宿る依り代という意味がある。鏡自体が御神体でもあり、自分の御霊を写すものでもある。過去ブログに一度上げたが、昔、熱田神宮の広大な(嘗ての)境内にある古社の一つで、不思議な写真を頂いたことがあった。前回の話に少し重な...
記事の続きを読む
0 コメント

◆日本のしきたり・第2回  正月について その2  

お正月飾りと言えば門松意外にも、注連縄や鏡餅がある。注連縄の由来は古事記に遡る。天岩戸に閉じこもっていた天照大神を、天手力男命が引っ張り出した際、岩戸の中に二度と戻らないように施したのが注連縄の起源だと云う。注連縄は左捻りで、結界という意味がある。神社の入り口に施してあるのをよく見かけるが、これは不浄を嫌う神様にとって外から不浄なものが入ってこないようにするという意味がある。と同時に、中にいる神様...
記事の続きを読む
0 コメント

◆日本のしきたり・第1回  正月について  

私の本業は着物屋です。紅葉屋呉服店という店で商いをしております。寺や神社が好きでこのブログをはじめましたが、もう一つブログを持っています。そちらは主に仕事に関するものです。最近、仕事、趣味共に日本に関することと言うことで、日本の文化・しきたり、本業の着物等に関することをブログを用いて考えてみようかということになりました。自分自身、もっと日本に古くからあるものを知りたくなったのです。まずは日本の、当...
記事の続きを読む