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2017-09-29

◆名古屋城と魔除けについて考える 第二回

◎名古屋の街づくりにおいての要の人物


丁度このブログを書いている日、店番をしていたらテレビ番組の「秘密のケンミンショー」のスタッフから電話があった。


何でも「名古屋人にとって金シャチとは?」について電話アンケートをランダムで行っているとのこと。


まさかと思いつつ、聞かれたことにはいろいろと答えていたが、名古屋を代表するもの、名古屋と聞いてイメージするものは何かと聞かれた時、そんなことは考えたことがないよなと思いつつ、食べ物以外で考えたら、私の場合はやはり金シャチ(名古屋城)が浮かんだ。


今から30年以上前だと記憶しているが、私が子供の頃金シャチが地上に下ろされたことがあったが、物凄い数の人々が押し寄せていた。やはり名古屋の人にとって金シャチ・名古屋城は何か特別な思いが潜在的にあるのかもしれない。


『尾張名古屋は城で保つ』と昔から言われるが、今の名古屋の繁栄は正しく名古屋城が築城すると決まったお陰である。


ブラタモリでも紹介していたが、名古屋城を中心とする街は大変機能的に造られている。録画してなかったので今後悔しているが、なるほどと思える街造りだった。
 
 
番組ではお寺のことにふれることはなかったが、名古屋城下には沢山のお寺が今でもあちこちに残っている.。その中で特にお寺が集まっている地域の一つに大須観音周辺が挙げられる。


これは清州越しの時に、清州にあった寺院を移築し寺町として固められたからだ。しかし、寺町の中心にどかっと建つ真福寺(大須観音)は元々清州にあった寺ではなく、今で言う岐阜県羽島市から移築された。


大須観音の元々あった場所には、現在も元大須として同じ名前の寺が残っている。
 
 
現在の大須観音に残る話と、元大須に残る話は基本的に同じであるが、見比べた時違う所があると気付いた。
 
 
それは簡潔に言うと、大須観音の方には「徳川家康の命令で移築」とあるが、元大須には「ある時徳川家康と天海が訪れた」とあったのだ。

 
今回のブログテーマは名古屋城と魔除けについてと題して考えますが、名古屋城を守る為の霊的な守りを考えたのが、この天海と言うお坊さんなのだと思う。
 
 
次回はこの天海について調べたいと思います。

 
 
大須観音真福寺

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2017-09-28

◆名古屋城と魔除けについて考える  第一回

◎ブラタモリを見ていたら・・・。

きっかけはNHKの番組「ブラタモリ」だった。

毎回チェックしている訳ではないが、たまに見るとタモリさんの知識には感心する。

2017年6月に放映されたのは名古屋城と熱田方面だったので、この回は特に興味があった。

名古屋城は近くだし、熱田の方もよく行くので番組はとても面白かった。

近くにいるのに知らない話も多かったが、「なるほど!」と思ったのが名古屋の庶民の住んでいた場所についてだ。

今で言う長者町、中区錦に関する話だ。


今日の名古屋の街の基は、名古屋城が築城されたのが切っ掛けだった。

築城決定と共に、清州から街・人毎ごっそり移転することになったからだ。

何とも大胆な政策だ。


歴史好き、特に戦国時代が好きと言う人は多いだろう。


愛知県所縁の有名大名と言えば、ご存知三英傑と呼ばれる織田信長、豊臣秀吉、徳川家康だ。


この御三方の中で一番人気がないのが、おそらく徳川家康公だと思うが、個人的には徳川家康公が一番好きだ。


私はお寺や神社のお参りや、それらに関連するものを調べたりするのが趣味である。


寺社の創建理由は様々だが、昔の人達がそれを建て、神や仏を祀る理由の一つに「祟り・障りから逃れる為」というものがある。全てではないがこの理由は相当多いように思う。


権力を維持するには、そんな霊的な力を借りようと昔の権力者は真剣に思っていた。三英傑の中で、特に強くそれを感じるのが徳川家康公だ。死してなお東照大権現という神様になったほどだから・・・。


このブログでも書いたことがあるが、名古屋の寺社について調べるといろいろと興味深い話が出て来た。


それらを一つ一つ拾い、繋いで行く内に、今残っているものから推測するに、家康公は大変霊的なことを考慮して名古屋城下を造っていたと思える。


まだ全て拾った訳ではないので、どんな話になるか想像もつかないが、今回は頭を整理しながらそんな話を書いていこうかなと思います。



名古屋城


※画像は夜の名古屋城 



プロフィール

紅葉屋呉服店:店主 加藤大幾

Author:紅葉屋呉服店:店主 加藤大幾
名古屋市内で呉服中心で古美術も扱っているお店をやっています。

主に趣味のお寺と神社の参拝を中心としたブログです。

◆紅葉屋呉服店
momijiyagohukuten.com

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