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主に寺社参拝を通しての気付・思ったことのお話

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紅葉屋呉服店:店主 加藤大幾

Author:紅葉屋呉服店:店主 加藤大幾
名古屋市内で呉服中心で古美術も扱っているお店をやっています。

主に趣味のお寺と神社の参拝を中心としたブログです。

◆紅葉屋呉服店
momijiyagohukuten.com

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◆考察・「天神山町」 最終回  ~天神山の謎~

天神山中学の名前の由来になった天神社の神様は菅原道真公ではなく、武塔天神、即ち牛頭天王だったと思う。天神様は、町内にぽつんとある祠で祀られる神様ではない。小さな祠で祀られる時は別のちゃんとした神社の境内の一角に祀られる。(富士浅間社の天神社)例えば前々回紹介した西区浅間町の富士浅間神社には、御祭神の木花咲耶姫以外にも稲荷神を始めとした複数の神々が祭られている。この祠は全部で六柱の神々が祀られている...
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◆考察・「天神山町」 その5 ~屋根神様~

名古屋城、本丸御殿の真南にあった亀尾天王社。若宮八幡宮が現在地(中区栄)に移築されたのに対して亀尾天王社は残された。また、家康公没後は隣に東照宮を祀ったことなど踏まえてを考えると、家康公始め歴代の藩主達も、牛頭天王には特別丁重に扱っていたことが分かる。歴代の徳川の殿様達にとっては別格扱いの神様だったのだ。では庶民の間ではどうだったのか?前述の郷土の歴史を纏めた本「西区の歴史」にそれに関する件があっ...
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◆考察・「天神山町」 その4 ~移築から再建・富士浅間社~

一度は移築されたものの、何かしら理由があり元の位置へまた神社を造る・・・。名古屋城の地にあった牛頭天王社はこんな経緯があったのではと思ったのは、前例があったからだ。それが「富士浅間社」だ。名古屋城下町にあるそんなに大きくないこの神社。(以上二つの画像は西区の富士浅間社)もともとこの場所に祀られていた神社ではない。400年ほど前に現在地へ移築された。最初に建っていた地は今で言う名古屋市の東区、「高岳(...
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◆ 考察・「天神山町」 その3 ~亀尾天王社~

名古屋城築城以前にあった二つの神社、若宮八幡社と亀尾天王社。両社は並んで祀られていたが、亀尾天王社は名古屋城内に残され、若宮八幡社は現在地(中区栄)に移転された。  今回は亀尾天王社について調べてみた。明治以後、社名が変わったようで現在は「那古野神社(なごやじんじゃ)」という。この神社を知っている人は「東照宮」という方が聞きなれているかもしれない。東照大権現、即ち徳川家康を祀っている。しかし、本来...
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◆考察・「天神山町」 その2 ~名古屋の鎮守様~

神社に関心を持つようになったのは20代半ば頃からであったが、大きな観光地の神社というより、誰も行かないような神社や非常に怖い神社をこの頃は探してよくお参りに行っていた。  その延長線上で、町中にある生活に密着した小さな祠にも、通りかかったりすると着目するようになったが、町の祠は圧倒的にお地蔵さんや稲荷神が多い。それに姫神系が後に続くが、お地蔵さんや稲荷神に比べると全然少ない。菅原道真公の天神様に至っ...
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◆ 考察・「天神山町」 その1 ~天神山の由来~

切っ掛けは私が住む地元の歴史を紐解いたことだった。 その土地に長年住んでいても、ふと足元に目を向けると意味不明なものは沢山ある。私が通っていた中学、天神山町にある「天神山中学」もその一つだ。在学中は全く気にしたこともなかったが、大人になり地元の歴史に着目することで気付いたが、天神山中学校周辺にはその名前の由来になったと思われる天神様を祀る神社、天満宮はどこを見ても存在しない。 遠い過去を振り返って...
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