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2010-06-25

白州正子さんの話 その2

~続き

今から40数年前の話。

名古屋市内に、K堂という骨董屋さんがある。
K堂さんは、大変な目利きで、陶芸家の加藤唐九朗氏や
荒川豊蔵氏もお客さんとして来店していたお店だ。

ある日、K堂を訪れた父は、カウンターに座った一人の女性に声をかけられた。

「兄ちゃんなら、どれを選ぶ?」

カウンターの上に目をやると、古い信楽や備前といった壺が数点並んでいた。
父は、それらを観て、「これがいい」と指差した。

女性は、何故それを選んだかを尋ねたので、明確に答えた。

何か感じるものがあったのか、女性は父に向って

「あんた鬼だねぇ…」

と言ったそうだ。それが白州正子さんとの出会いだった。

どうも名古屋に来る折には、よくK堂に立ち寄り、買い物をしていたようだった。


それから時が過ぎたある日、父はK堂で古墳時代のガラスを何点か購入した。
見つけた時には手持ちがなかったので、商品は後日取りに行くことになった。


続く~



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プロフィール

紅葉屋呉服店:店主 加藤大幾

Author:紅葉屋呉服店:店主 加藤大幾
名古屋市内で呉服中心で古美術も扱っているお店をやっています。

主に趣味のお寺と神社の参拝を中心としたブログです。

◆紅葉屋呉服店
momijiyagohukuten.com

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