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主に寺社参拝を通しての気付・思ったことのお話

プロフィール

紅葉屋呉服店:店主 加藤大幾

Author:紅葉屋呉服店:店主 加藤大幾
名古屋市内で呉服中心で古美術も扱っているお店をやっています。

主に趣味のお寺と神社の参拝を中心としたブログです。

◆紅葉屋呉服店
momijiyagohukuten.com

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「貝塚」と「ひだるき」 最終回

~続き続いて福の神の「ひだる神」について調べてみた。こちらは旅の安全を守る神で、山道や街道沿いに祀られていることがあるそうだ。その場合は、ひだる神という名前以外の呼び方もある。「だり仏」とか「がき仏」という。「山神」と呼ばれることもある。前述の「ひだるき」は祟り神であるが、「ひだる神」は福の神である。しかし、本質的には同じ神だと思う。違いがあるとすれば、きちんと祀られているか、否かという事だろう。...
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「貝塚」と「ひだるき」 その3

~続き身体が疲れている状態を※「だるい」と言う。「ひだる神」もこの症状を指している言葉に「神」がついた。ひだる神には二つの顔がある。一つは目の前を通った人間に祟る、「祟り神」としての一面。もう一つは旅の安全を司る「福の神」としての一面だ。このブログでは前者を「ひだる鬼(き)」。後者を「ひだる神(かみ)」として説明することにする。まずは「ひだるき」の面を調べてみた。旅の途中で餓死したり、不幸にあって...
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「貝塚」と「ひだるき」 その2

~続き後に母から聞いた話によると、縄文人の遺骨を観た時、何となく嫌な感じを受けたそうだ。帰宅途中の車内で異変が起こった。母が車を運転している時、突如、身体がだるくなり、猛烈な睡魔に襲われたのだ。隣に座っていた父は異変に気付き、すぐさま車内にあった二人静(菓子)を母の口に放り込んだ。するとどうだろう、瞬間的に正気に戻ったのだ。身に起こった事に混乱する母…。やがて父は静かに語りだした。何やら覚えがある...
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「貝塚」と「ひだるき」 その1

ふと思い出した、珍しい話があったので、記録することにする。両親から聞いた話…。数年前、名古屋市博物館に行った。確か西国三十三観音の催しだったと思う。久しぶりに訪れたこともあり、常設展も行くことにした。常設展の入り口付近に、大きめのガラスケースがドン!と設置してある。その中には、市内の貝塚から発見された縄文人の全身遺骨が展示してあった。遺骨の周りには夥しい数の貝がぎっしり残っている。両親がそこを通っ...
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