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主に寺社参拝を通しての気付・思ったことのお話

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紅葉屋呉服店:店主 加藤大幾

Author:紅葉屋呉服店:店主 加藤大幾
名古屋市内で呉服中心で古美術も扱っているお店をやっています。

主に趣味のお寺と神社の参拝を中心としたブログです。

◆紅葉屋呉服店
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力寿姫の命日 その2

~続き財賀寺は豊川市にある。聖武天皇の勅願で、行基が開いた名門の寺だ。山門と仁王様がとても見応えがあり、しばし時間を忘れる程だ。千手観音が御本尊で秘仏となっている。訪れた日は、たまたま人が見当たらず、気になった阿弥陀如来はお参りすることが出来なかった。何処の御堂かは忘れたが、とある御堂(多分阿弥陀堂)に、この仏様の祭事は新暦で(確か)4月29日とあった。この日付を見て、「あっ」と気付いた。財賀寺を訪れ...
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力寿姫の命日 その1

大江定基と力寿姫の話が出たので、関連事項をもう一つ…。伝説によれば、悲しみのどん底が続いたある夜、眠りに入っていた大江定基は不思議な夢を見る。文殊菩薩(の眷属?)が現れたのだ。菩薩は、執着を絶たねば姫が成仏出来ぬと諭し、その霊夢が切っ掛けで仏門に入ったそうだ。国司であった為、財力はあったのだろう。大江定基は姫を弔う寺も建立していた。寺の名は「舌根寺(ぜっこんじ)」と言う。何とも奇妙な名前の寺だが、...
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三明寺の歴史

三明寺の歴史について触れたい。三河の歴史を調べると、とある人物が度々浮かんでくる。大江定基だ。平安時代に実在した人物で、三河国の国司をしていた。三河に赴任してきた大江定基は、一人の女性に心を奪われる。その女性は「力寿姫(りきじゅひめ)」と言う。仲睦まじく過ごしていた二人だが、ある時、力寿姫は病で亡くなってしまう。嘆き苦しむ大江定基。姫の亡骸は、悲しみのあまり、暫く埋められる事はなかったそうで、徐々...
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