FC2ブログ
2009-08-02

怪談 その3

~続き

真夜中に突如として現れた知らない女性。
真っ暗の部屋だが、その女性は真っ黒に感じた。

生きていると様々な選択を迫られる。
この時は、生まれて初めての「生か死か」の分岐点だった。

大きな恐怖を感じたが、それを上回る激しい感情が自分の中で爆発した。

「殺されてたまるか!このヤロー!!
という怒りが湧き起こる。

「高校2年の男子」vs「恐ろしい幽霊」との戦いが始まった。

何処か動くところはないかと探すと、かろうじて両腕が動きそうだった。
渾身の力を込め、意識を両腕に集中する。咄嗟に浮かんだ打開策は、
※不動明王の印を結ぶ事だった。

徐々に動く両腕、へその辺りに両手が辿りつき、印を結んだ。
直後、全身の金縛りが解け、女性の姿は瞬時に消えた。

続く~

※不動明王の印・・・印(いん)とは、真言宗に伝わる、仏をお参りする時に
 用いる手の型。如来、明王、菩薩、天部の神々等、それぞれの印がある。
 不動明王は大日如来と並んで、真言宗では重要な仏。
 背後に炎を背負う、怒りの仏でもある。





スポンサーサイト



プロフィール

紅葉屋呉服店:店主 加藤大幾

Author:紅葉屋呉服店:店主 加藤大幾
名古屋市内で呉服中心で古美術も扱っているお店をやっています。

主に趣味のお寺と神社の参拝を中心としたブログです。

◆紅葉屋呉服店
momijiyagohukuten.com

最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリー
FC2カウンター
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる