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2008-09-15

辨財天「なかきよの」⑭ 刈谷市某神社取材

~続き

昨年5月、父の執筆の関係で、愛知県刈谷市の某神社とその周辺を取材することになった。気になる所を数件まわり、夕方5時頃になった。ぼちぼち帰ろうかなという時、父が「これは何処かに辨財天が祭ってあるはずだ」と言いかけた。

早速地元の人に聞いてみるが、「そんなのはないよ」という返事ばかりだった。周辺の町名を見ると「弁天町」という町名があった。しかし、辨財天はないと言う。町名に残るくらいだから、嘗ては何処かに祭ってあったのだろう。

諦めて帰ることにした。カーナビで自宅を選び帰路につく時、ナビの画面上に、公園の絵とその横に池の絵が現れた。よく見ると池の真ん中に緑色の島のようなものがある。

前回のべたが辨財天は池の中に祭られていることが多い。「これだ!」と思い最後に立ち寄ってみた。そこは小さな池で、ナビの通り、池の中にかなり古い時代に人工的に造られた、お饅頭のような丸い島があり、小さな松が数本植わっていた。思わず合掌したくばるような神々しい島だった。しかし、そこには弁天はおろかお堂も何もない。

間違いなくそこに辨財天があったのだろうが、証拠が欲しかった。辺りを見渡すと近くに畑があり、農作業をしているお爺さんがいた。その方に「昔、あの島に辨財天がなかったですか?」と尋ねたら、「お兄ちゃん、よく分かるね。わしが子供の頃は弁天様が祭ってあったよ。戦後のどさくさの時に無くなっちゃったけどね」という事だった。

池の前にいた父に知らせると、父は無言のままポケットからカメラを取り出し、島の写真を撮りだした。様子がおかしかったが、撮り終わると家に帰った。

翌日、現像に出した写真を取りに行き、アルバムの整理をしていたら、最後に撮った島の写真にとんでもないものが写っていた。

続く~



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プロフィール

紅葉屋呉服店:店主 加藤大幾

Author:紅葉屋呉服店:店主 加藤大幾
名古屋市内で呉服中心で古美術も扱っているお店をやっています。

主に趣味のお寺と神社の参拝を中心としたブログです。

◆紅葉屋呉服店
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