FC2ブログ
2008-08-04

辨財天「なかきよの」話 

なかきよの とおのねふりの みなめざめ なみのりふねの おとのよきかな

という古歌がある。詠み人知らずのこの短歌は江戸時代の庶民の間では知らない人はいないという程有名な歌だった。

この短歌、不思議なことに回文になっている。上から読んでも下から読んでも同じ言葉なのだ。一般的には良い初夢を見る為に、この歌と宝船の絵を書いたものを、年末に枕の下に敷いて寝るというものがある。江戸時代では、年度末になるとこれを書いた掛軸ばっかり売る商人もいたと聞くから、それだけ需要があったのだ。

今でこそ「良い初夢を観るための風習」として僅かに残っているが、昔の日本人がこぞって求めたのには別の理由があった。それは七福神の紅一点、辨財天の御利益を頂こうというものだ。辨財天の御利益は現世利益、即ち金運財運と病気、怪我などの厄除けである。こんな有り難い御利益が頂けるという事で大流行したが、現代では殆ど忘れられてしまった。

理由は幾つか挙げられるが、迷信とか、やったけど御利益なんかないというものだったのだろう。しかし、これを実践した人でとんでもない御利益を貰った人がいたと言う。かの有名な徳川家康だ。家康がこれを実行して観た初夢が、「一富士 二鷹 三茄子」だそうだ。一体、家康と庶民では何が違ったのだろう

謎多き風習、「なかきよの魔法(と呼ぶことにする)」その真実の姿を,、ついに父が突き止めた。父の執筆では辨財天が重要なテーマの一つになっている。辨財天を調べる内、ひょんな事からこの「なかきよの」を調べる事になった。

次回から何回で終わるか分からないが「なかきよの魔法」をこのブログにて紹介することにする。

続く~


スポンサーサイト



2008-08-04

伏見稲荷 無数の社

続き~
伏見稲荷の山の一部に、不思議な一帯がある。伏見稲荷の管轄外になっている場所で、誰が建てたか分からない社が集中的に固まっているのだ。これは一体何なのか現在調査中だが、足を踏み入れるとそのあまりのメチャクチャ振りに頭が痛くなってくる。

例えば、大きなカエルのオブジェがあったり、半分だけの石の鳥居があったり、慈母観音(子供を守る観音様)の石像なのに、どう見ても嫌がる子供を虐待しているようにしか見えなかったり、極めつけは神社の社名である。「山田太郎神社(名前は覚えてないが、人の名前だった)」と言った、人名がそのまま社名になっていたのだ。

きちんと調べるまで分からないが、ひょっとすると亡くなった人を神として祭るという習慣があるのかもしれない。そう考えると、訳の分からないオブジェもその方が好きなものだったという可能性も出てくる。考えれば考えるほど気になる所だった。

おしまい
プロフィール

紅葉屋呉服店:店主 加藤大幾

Author:紅葉屋呉服店:店主 加藤大幾
名古屋市内で呉服中心で古美術も扱っているお店をやっています。

主に趣味のお寺と神社の参拝を中心としたブログです。

◆紅葉屋呉服店
momijiyagohukuten.com

最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリー
FC2カウンター
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる