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主に寺社参拝を通しての気付・思ったことのお話

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紅葉屋呉服店:店主 加藤大幾

Author:紅葉屋呉服店:店主 加藤大幾
名古屋市内で呉服中心で古美術も扱っているお店をやっています。

主に趣味のお寺と神社の参拝を中心としたブログです。

◆紅葉屋呉服店
momijiyagohukuten.com

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おちょぼ稲荷の木

続き~おちょぼ稲荷が疲れたという理由は二つあった。一つは、社殿扉の格子になっている所に無数の名詞が刺さっていたこと。これは、商売繁盛したい人が自分の名詞を願掛け代わりに置いていく風習からきているもらしい。もう一つは本殿向かって右側にある、トタン板で囲ってある不思議なものだ。このトタン板、一部が扉のようになっていて開閉式になっていた。「なんだろう?」と思って開けてみたら思わず「うーわっ!」と声を上げ...
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おちょぼ稲荷

日本で有名なお稲荷さんを挙げると、西からそれぞれ「最上稲荷(岡山県)」「伏見稲荷(京都)」「豊川稲荷(愛知県)」となる。これらに加えて有名なのは岐阜県にある「千代保稲荷」だ。通称、「おちょぼさん」である。ここの参道は商店街になっていて、いつも混雑している。それだけ参拝客が多いのだ。今まで沢山の神社に参拝(兼調査)に出かけたし、これからもどんどん増えると思う。そんな中、以前、最も怖かった神社を挙げた...
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そういえば・・・。 (豊橋市にて)

大阪と奈良へ辨財天を参拝に行った、ちょうど10日ほど前、愛知県豊橋市の辨財天を一人で参拝に行った。この日、豊橋に向かったのは、豊橋市歴史美術館という所で「木喰展」を開催していたからだ。木喰とは江戸時代、日本のあちこちを旅し仏像を彫った僧侶だ。なかなか木喰の仏像を観る機会はないので、この日を逃したら二度と観れないと思った。当日の朝、何気に新聞を見ていたら、県民版のページに興味深い記事が載っていた。そこ...
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そこに隠されたもの

~続き大阪、奈良と二つの辨財天社を参拝して多くの謎が残った。キーワードを挙げれば、「役行者」「刀良売」「虫」「片目のカエル」「金峰山のカエルの祭り」・・・そして「辨財天」父には全て理解出来たようだった。ここでは何も語ることは出来ないが、調べれば調べるほど、表の日本史には決して現れることはない、もう一つの真実が観えてくる。何故、仏教が国策として広まったのか。役行者が祀るようになった蔵王権現は何故、あ...
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「刀良売の墓」 奈良、辨財天その4

~続き行者堂を参拝し、本日の最終目的地、「刀良売の墓」に向かった。場所がよく分からなかったが地元の方に道を尋ねたらすぐに教えてくれた。「捨篠神社」にあった案内を見ると「塚」と表記されていたので、昔は土が盛ってあったのかもしれない。このお墓も前回紹介した「金峰山寺」の祭りのコースに入っているそうだ。現在は新しくなったお墓。これから先も地元の人達に守られてずっと残っていくのだろう。大阪箕面山と奈良の捨...
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役行者の故郷  奈良、辨財天その3

~続き捨篠神社には4つの来歴を紹介した看板があった。(前回のはその一つ)その一つに神社周辺の名所旧跡が記してあった。「行者堂」と「刀良売」の墓である。まず、行者堂に向かうことにした。神社から、そう遠くない所に、寺の屋根が見えたので、「ああ。あそこだな。きっと・・・。」と疑うことなくその寺に向かった。役行者が寺に祀ってある場合、まずその寺の宗派は、天台、真言系とみて間違いない。修験道も、天台、真言も...
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カエルの民話  奈良、辨財天その2

~続きこの弁天社に伝わる昔話を要約するとこうなる。刀良売(タラメ:役行者のお母さん)がある日、池の前を通った。そうすると美しい光景と共に金色眩いカエルが現れる。その時何を思ったか、刀良売は近くにあった篠(ささ)をちぎり、カエルに投げつけた。その篠は何とカエルの目に刺さり、途端に景色は元に戻り、カエルも普通のカエルになってしまった。それ以後、池のカエルは全て片目となり、刀良売も体調を崩し亡くなってし...
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「池」 奈良、辨財天その1

~続き箕面山を後にして、次に向かった先は奈良県のとある辨財天社だ。観光地でもなんでもない、村の鎮守様という風情のお社だ。当然の如く観光客は一人もいない。この辨財天社、とても古くからあり、先に訪れた箕面山とも深い関わりがある神社だ。どちらにも共通していることがあり、それが「役行者(えんのぎょうじゃ)」だった。奈良の辨財天社の方には、役行者のお母さんに纏わる伝説があった。この辨財天社の隣が公園(昔は境...
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滝 箕面山その4

~続きいよいよ滝に到着した。思ったより大きな美しい滝だった。平日だったが観光客がわりとたくさんいた。因みにこの滝、日本の滝100選の中に含まれている。嘗ては、この滝すぐ近くに弁天堂が建てられていた。滝付近の土地が平に均されていて、そこにはお店が建てられていたが、おそらくその場所が元宮だったのだろう。帰り際、売店に周辺の観光案内が記してある地図が貼ってあるのを発見した。一つ一つ確認していて興味深いもの...
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慰霊碑 箕面山その3

~続き奥の院でもある滝の少し手前に、慰霊碑があった。それによると、昭和26年におきた集中豪雨で箕面山の宿やお店が流されるという天災があった。当時の警察長の合田百一さんが、先陣を切り、果敢に救出に向かったが泥水に呑まれてしまい、亡くなってしまった慰霊碑をその偉業を称えて建てられたようだった。辨財天は日本に渡来した際、神道の市杵島姫命と合祀された。現在では、市杵島姫命がお祭りされている神社には辨財天が祀...
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「石子詰」と「戻り岩」 箕面山その2

続き~滝へ向かう道中、気になるものを幾つか発見した。一つ目は、「石子詰」なる地名の看板である。これは、何かの本で読んだが、昔の処刑方法だ。地面に穴を掘り、そこに罪人を入れ動けなくしておいてから、罪状を読み上げ皆で石を投げ入れて、生き埋めにするという(途中で亡くなるそうだ)恐ろしい処刑方法の名だ。こんな地名が残っていると云う事は、嘗てこの近辺に石子詰の処刑場があったんだと思う。時間があれば探したかっ...
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箕面山の辨財天

高速をのんびり走って現地に到着したのは10時30分頃だった。辨財天の山は、車の乗り入れが出来ない。なので、付近の箕面駅の市営駐車場に車を停め歩いて向かった。参道にはお店が並び、あちこちで「紅葉のてんぷら」がお土産で売っていた。(何となく買うのはやめた。)また、猿もよく出るらしく、「モンちゃんせんべい」なども売っていた。20分ほどあるくと辨財天が祀ってある寺に到着。道中、「昆虫館」なる子供向きの施設があっ...
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箕面山にて

7月1日、父と大阪の箕面山(みのおやま)と奈良に出かけた。出かけた理由は、現在執筆中の「地蔵寺縁起書」において、どうしても調べなければならない神、「辨財天」が日本で最初(最古)に人間の前に現れたという伝説が残る場所が箕面山だったからだ。また、最初に出会った人間というのが、日本における世界遺産の一角を担う金峰山で有名な、修験道の開祖「役行者」だという。この日帰り旅行は何と説明したらいいのだろうか、とん...
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